ラグジュアリーブランド各社が日本で売上好調 エルメスやプラダは2ケタ成長

 海外ラグジュアリーブランド各社が、上期の業績を発表した。成長率は各社で大きく異なるものの、共通して日本国内での売れ行きが好調だ。

 日本での上期業績について、エルメスとプラダはそれぞれ、為替変動を除く売上高が前年同期比で2ケタ増加(エルメス20%増、プラダ12%増)したと発表。一方で中国をはじめ香港やマカオ等の日本を含めないアジア圏では需要低下を理由に伸び悩んでおり、円安などによって中華圏の訪日観光客が急増したことで日本でラグジュアリーブランドを購入する機会が増え、国内の景気回復に対する期待感も加わり、売上拡大に繋がったようだ。ケリンググループのグッチも、全体業績が2年ぶりに復調の兆しを見せる一因として、日本を訪れる中国人観光客の購買力を指摘している。

 他にも、「ルイ・ヴィトン」「フェンディ」「セリーヌ」「ジバンシィ」「ケンゾー」が伸びているLVMHのファッション分野は、エリア別のセールス割合がアジアで2%減少したものの、日本は7%をキープ。エディ・スリマンの復帰後3年間で売上が倍増したYSLも、路面店の出店を予定する日本での売上増加が顕著であることを公表している。三陽商会から離れて日本展開を強化しているバーバリーは、伊勢丹新宿本店やルイ・ヴィトン単独路面店が立地する新宿三丁目の交差点に新店舗を今秋オープンする計画。各ラグジュアリーブランドが日本市場に対して再注目しているようだ。