ディオールの"秘密の庭"で新女性ディレクターによる初のクチュールコレクション発表

ディオール 2017年春夏オートクチュールコレクション
ディオール 2017年春夏オートクチュールコレクション
画像: DIOR / ADRIEN DIRAND

 「ディオール(Dior)」が、新アーティスティックディレクターに就任したマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)による初のオートクチュールコレクションをパリで発表した。ロダン美術館に緑の迷路と"秘密の庭"が出現し、幻想的な舞台で59ルックが披露された。

 2017年春夏オートクチュールコレクションのために特設された会場内は緑の草木で埋め尽くされ、中央にはチャームやカードが吊るされた木が設置された。「ディオールの世界を冒険することは、迷宮に足を踏み入れたようなもの」という考えから、意味やつながりを紐解くための鍵として花々や植物といった寓意的なイメージを散りばめ、想像の世界に誘った。

 ショーの序盤はメゾンを代表するバージャケットが解体と再構築によってフーディーやケープに形を変えて新しいシルエットを提案し、イブニングドレスはモーブやブルー、ピンク、グレーなど繊細なパウダリーカラーが特徴。チュールには花の装飾をはじめ、星の刺繍やハンドペイントによるタロットのシンボルが施され、フェミニンかつスピリチュアルな要素が加わった。女性的なドレスとは対照的なマスクとヘッドピースは、スティーブン・ジョーンズ(Stephen Jones)が制作。"秘密の庭"に59体のルックがそろったフィナーレは、おとぎ話の盛大な舞踏会をイメージしたという。

 ショーの夜にはグランバル(舞踏会)が盛大に開催され、仮面やマスクを着用した多くのゲストが集った。

■ディオール 2017年春夏オートクチュールコレクション:全ルックとショー映像