パンデミック下で生まれた、29点の新作を披露

（2021/10/28）

ニューヨークを拠点に制作するブライアン・アルフレッドの個展「NEW WORLD」がMAHO KUBOTA GALLERYにて開催。2021年10月21日(木)〜11月20日(土)まで。

ブライアン・アルフレッドは、ペインティング、コラージュ、アニメーション映像といった複数のメディアによって現代社会を表現するアーティスト。エドワード・ホッパーやチャールズ・シーラーのようなアメリカの伝統的なペインターの影響を受ける一方で、日本の浮世絵やポップカルチャーとの親和性も感じられる作品が特徴である。

「NEW WORLD」という象徴的なタイトルを掲げた本展。28点のペインティングとコラージュ作品、ならびに1点のアニメーション映像作品はいずれもパンデミック下で制作された新作が展示される。これらの作品についてブライアン・アルフレッド本人は「この時期、そして今回の展覧会のために制作したイメージは、すっかり変容してしまった 私たちの現実の経験を色濃く反映している。それは、私が今『New World』として捉える状況の中でアートを制作する最初のステップとなった」と言及している。

また、MAHO KUBOTA GALLERYでの個展開催と並行し、南青山SHARE GREEN内「Little Darling Coffee Roasters」(東京都港区南青山1-12-32)の外壁にも、ブライアン・アルフレッドの新作ウォールペインティング「NEW VIEW」が登場。こちらでは、美味しいコーヒー片手にアートを楽しんでみて。

■クレジット
①Street Lights, 2021, 152.4 x 127 cm, Acrylic on canvas ©︎Brian Alfred / MAHO KUBOTA GALLERY
②Yoshi & Sumi, 2021, 56 × 43.5cm, Acrylic on canvas ©︎Brian Alfred / MAHO KUBOTA GALLERY
③Butterfly, 2021, 56x43.5cm, Acrylic on canvas ©︎Brian Alfred / MAHO KUBOTA GALLERY
④NEW VIEW, 2021 ©︎Brian Alfred / MAHO KUBOTA GALLERY

■概要
ブライアン・アルフレッド「NEW WORLD」
開催期間：2021年10月21日(木)〜11月20日(土)
時間：12:00-19:00
休廊日：日・月・祝
場所：MAHO KUBOTA GALLERY

>>EDITOR’S VOICE
8分ほど歩いた場所にあるGallery 38では、クリスチャン・プーレイの新作個展「 Distance 」が開催中。物理的な繋がりがない中で、テクノロジーを使ってどのように人間関係を構築していくかという点に焦点を当てた展示では、ブライアン・アルフレッドの「NEW WORLD」同様、“新しい世界で生きること”を考える。どちらも休廊日があるので、必ず事前にチェックしてから行ってみてくださいね！

※敬称略

Text：miwo tsuji