【1LDK AOYAMA】ミニマルな感性に洋服が冴えるショールームのようなショップ

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2022年2月「1LDK AOYAMA HOTEL」が移転し、青山通りや国連大学にほど近い神宮前5丁目の一角に「1LDK AOYAMA」としてリニューアルオープンした。

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「1LDK AOYAMA HOTEL」の作り込まれた世界観とは対照的に、あえてコンセプトを設けずミニマルでクリーンなショップとなっている。一歩中に入ると開放感に溢れる天井高にまず驚くだろう。以前はスタジオとして使われていたそうだ。ショップの撮影に活かさない手はないということで、什器のほとんどの脚にキャスターが付けられている。今後のポップアップイベントなど、訪れるタイミングでの変化も期待できる仕様だ。

骨董通りに2014年に開業した「1LDK AOYAMA HOTEL」はその名の通りホテルをコンセプトとした内装に、アイテムが所狭しと並んでいた。空間を余すことなく使いながら、きっちりと綺麗に陳列されていたのが1LDKの性格を物語っていたように思う。そんな性格を引き継ぐ一方で「1LDK AOYAMA」は“洋服が主役”という意思を、より明確に打ち出している印象だ。空間の余白を上手く利用し、アイテムの魅力を発信している。

2面に渡る大きなガラス張りのファサードからは透き通るような陽が注ぎ、快活な気持ちにしてくれる。心地良い明るさとゆとりある空間の中で商品を手に取り、じっくりと吟味する。そのゆとりは、空間だけではなく、気持ち的な大らかさのようなものも感じた。それこそが1LDKで洋服を買うという行為に、更なる特別感を与えてくれるのではないだろうか。1LDKが提案する定番から新鋭のブランドまでを、余すことなく満喫できるショールームのような、とっておきのショップだ。