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【私の表参道】俳優・写真家 安藤政信 「キッズ・リターン」撮影時に行った”始まりの焼肉店”

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安藤政信(あんどう まさのぶ)
俳優、カメラマン、映画監督北野武作品「キッズ・リターン」(1996)にて衝撃的デビュー、以降、数々の映画に出演、その後も「バトル ロワイアル」や「スマグラー」など映画、ドラマと幅広く出演すると同時に、カメラマンとしてファッション誌や広告などで活躍中。また2021年には初の監督作品「さくら、」が劇場公開され、更に注目を集めている。現在、原宿のBOOKMARCにて『憂鬱な楽園』for MARC JACOBS 写真展を開催中。(2022年10月2日まで)

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「当時の写真はありますか?」と尋ねたところ、『「キッズ・リターン」出演時のスチール写真なら』と、快く貴重な写真を提供してくれた。俳優デビューを飾った記念すべき作品のワンシーン。ここから全てが始まった。

原宿・キッズ・リターン

1996年公開の北野武作品「キッズ・リターン」のオーディションに受かって初めてこの街を訪れた。俳優デビューの作品だ。

衣装合わせやら何やらいろいろやって、助監督が連れて行ってくれたのが神宮前交差点にある焼肉屋だった。この場所から“俳優”としての人生が始まった。

それまで、地元・川崎から出ることもあまりなかったので、表参道・原宿に馴染みはほぼなかったと言っていい。川崎で生まれ育って、今も離れずに住み続けている僕からすれば、きらきらと輝いている美しい場所というイメージをずっと抱いている。

「キッズ・リターン」で武さんと初めて会って、芸能という未知の世界へと一歩踏み出した。

「これからどういうことが起きるのだろう?」

期待と不安、その両方に焼肉屋で思いを巡らせていたことを覚えている。今日も神宮前交差点を通ってきたけれど、なんだか懐かしく、不思議な感じがした。

あれから26年。全てが始まった街で、地元・川崎の友達であるJJJが音楽をかけ、そこには僕が撮った写真が飾られている。こうして原宿から始まった物語は繋がって、これからも続いていく。

Text&Photo:Masanobu Ando
Edit:Tomohisa Mochizuki

最終更新日:

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