
マイケル・バーク氏
Image by: FASHIONSNAP
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(以下、LVMHグループ)が、アメリカ地域の事業統括責任者として、マイケル・バーク(Michael Burke)氏を7月7日付で任命した。
同氏は、LVMHグループの設立初期からベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長と共に働く最側近の1人。約30年にわたりグループ内の要職を歴任し、2023年までの10年間は「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のCEOを務めていた。同氏の在任中に、ルイ・ヴィトンの売上高は200億ユーロ(約3兆4300億円)を超えた。
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今後はLVMHアメリカズの会長兼CEOとして、北米と南米での事業を統括するほか、傘下の「ティファニー(Tiffany & Co.)」の非常勤会長も務める。トランプ大統領の関税政策によるコスト増などに苦しむアメリカ地域の事業立て直しに取り組む。
LVMHグループは、7月末に上半期の決算を発表予定。同社はアメリカと中国の需要低迷に苦しんでおり、4月に発表した第1四半期の売上高が市場予想に届かなかった中、5月には投資家に向けて売上の低迷が続く見通しであることを警告していた。同社の株価は、年初来から25%以上下落している。
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