LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトンが、2025年上半期（2025年1～6月期）の売上高を発表した。グループ全体の売上高は前年同期比4％減の398億1000万ユーロ（約6兆8897億7736万円）、営業利益は同15％減の90億1200万ユーロ（約1兆5591億754万円）、純利益は同22％減の56億9800万ユーロ（約9857億7394万円）と減収減益を記録した。

　同社は地域別の売上高を公表していないが、グループ全体の売上高の出荷地域別シェアで見ると、フランス、フランスを除く欧州、米国、日本を除くアジアはそれぞれ8％、17％、25％、28％と前年同期から横ばいだったが、日本は2024年上半期から1ポイント低下した8％となった。

　ファッション・レザーグッズ事業では、売上高が前年同期比8％減の191億1500万ユーロ（約3兆3086億6313万円）、営業利益が同18％減の66億3600万ユーロ（約1兆1486億4183万円）と大幅に落ち込んだ。ワイン・スピリッツ事業、香水・化粧品事業も減収減益。セレクティブリテイリング事業はセフォラが成長したことで増収増益となった。

　ベルナール・アルノー会長兼最高経営責任者は発表資料の中で、「不確実な状況が続く中でも堅実さを示した。大きな警戒心を持って今年後半を迎えるが、ブランドの魅力を継続的に高める戦略を維持し、ラグジュアリー市場での世界的リーダーシップを強化する」とコメントしている。

※前年比実績は為替変動などの影響を除く
1ユーロ＝173円

■LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン2025年上半期（2025年1～6月期）
売上高：398億1000万ユーロ（前年同期比4%減）
営業利益：90億1200万ユーロ（同15％減）

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