ナンヅカ(NANZUKA)が、東京拠点のアーティスト ハロシの個展「ABACO」を東京・神宮前のギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND」で開催する。期間は9月12日から11月9日。
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ハロシは2003年にスケートボードデッキの廃材を使った作品の制作を開始。ストリートブランド「ハフ(HUF)」とのコラボレーションアイテムや、世界的なスケートボード大会「BATB」のトロフィーなどを手掛けてきた。
ABACOは、ハロシのナンヅカメインギャラリーでの展覧会としては、2017年に開催され、20点以上の彫像群を展示した「GUZO」、「己との戦い」をテーマに掲げ2021年に発表された「I versus I」に続く3度目の個展。人々に必要とされなくなり、中古市場で安価で取引されているこけしとそろばんの珠をモチーフにした新作彫刻をラインナップする。これらのモチーフは、ハロシが長期間関心を持っていた日本の土着文化と打ち捨てられたものへの尊敬や愛情から着想したという。
ハロシは同モチーフに至った背景として、「私は使い終わったスケートボードやソフビなど、打ち捨てられ忘れられていくものを救い、新たなかたちを創造していくことを作品のコンセプトとしています。そんな中、私はこけしに出会いました。こけしはソフビなどのおもちゃが誕生する前までは子供のお供の一つでした。しかし、時代とともに別のおもちゃに取って代わられ、今では一部の愛好家のみが収集する工芸品になっています。古くなって真っ赤に日焼けしたこけしたちは行き場もなく、リサイクルショップや骨董市で格安で売られています。私はその時、彼らのためになにかできるのではないかと思いました」とコメントしている。
最終更新日:
■ ABACO
期間:2025年9月12日(金)〜11月9日(日)
会場:NANZUKA UNDERGROUND
所在地:東京都渋谷区神宮前3-30-10
営業時間: 11:00-19:00
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