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猛暑でユニクロなど各社夏物好調、秋物にも動き 国内アパレル関連大手25年8月度

国内アパレル関連大手実績

Image by: FASHIONSNAP

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猛暑でユニクロなど各社夏物好調、秋物にも動き 国内アパレル関連大手25年8月度

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 国内アパレル関連大手各社が、2025年8月度の既存店売上高を発表した。同月は、群馬県伊勢崎市で国内歴代最高気温を更新する41.8℃を観測するなど、高気温が継続。夏物の販売が好調で、ファーストリテイリングの国内ユニクロ事業や良品計画、ユナイテッドアローズ、ワークマンなど多くの企業が増収で着地した。

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 国内ユニクロは、前年同月比5.3%増。広報担当者が「とにかく暑かった」と話す通り販売は夏物が中心で、メンズでは、「ユニクロ:シー(UNIQLO : C)」の定番スウェットのほか、ウルトラストレッチパンツや日傘など、ウィメンズではバギーカーブジーンズ、ジャージーバレルレッグパンツ、ジャージーカーブパンツ、キュロットなど、ともにボトムス類を中心に売れた。月末に発売した「ザ・モンスターズ」ラブブとのコラボレーションアイテムは完売はしたものの、海外ほどの勢いはなかったという。秋物に関しては「9月以降に涼しくなることに期待する」(広報担当者)とした。

 良品計画は同6.1%増で、19ヶ月連続の前年実績超え。前年に夏物の在庫不足で苦戦した衣服・雑貨カテゴリーが好調だったほか、食品も順調に推移したことで、前月に引き続き全部門で前年を超えた。

 しまむらでは、大雨やカムチャツカ半島付近の巨大地震による津波警報などの影響を受けたとしながらも、婦人アウターや服飾雑貨が売り上げをけん引し、同1.2%増だった。婦人アウターでは、5分袖や7分袖のTシャツといった夏物のほか、シャツやワンピース、スカートなどの秋物が動いた。服飾雑貨では、高気温が継続した事で、日傘や帽子、アームカバーといった暑さ対策アイテムが売れた。

 ユナイテッドアローズは、気温の高い日が続いたことで夏物セール売上が大きく伸長し、同22.1%の大幅増。シャツ、カットソー、パンツ、ワンピースなどの盛夏アイテムのほか、ウィメンズの中軽衣料を中心とした初秋アイテムの動きが目立った。

 6月から2ヶ月連続の減収だったアダストリアも、同4.4%増で着地。夏休みの外出需要により夏物販売が好調で、「スタディオクリップ(studio CLIP)」「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」などのブランドが売れた。月後半では、秋物アイテムの比率が上がってきたという。

■2025年8月度 各社実績(すべて既存店ベース/前年同月比)

国内ユニクロ事業(既存店+Eコマース)
売上高:105.3%
客数:105.5%
客単価:99.8%

しまむら
売上高:101.2%
客数:101.3%
客単価:99.5%

良品計画(直営既存店+オンラインストア)
売上高:106.1%
客数:106.4%
客単価:99.8%

アダストリア
売上高:104.4%
客数:106.0%
客単価:98.5%

ユナイテッドアローズ(小売+ネット通販 既存店)
売上高:122.1%
客数:120.3%
客単価:100.8%

ワークマン
売上高:100.1%
客数:98.4%
客単価:101.7%

バロックジャパンリミテッド
売上高:97.0%
客数:93.9%
客単価:103.3%

最終更新日:

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