ケリングアイウエア、ヴァレンティノとグローバルパートナーシップ契約を締結

　仏ケリンググループ傘下のケリングアイウエア（Kering Eyewear）が、「ヴァレンティノ（VALENTINO）」とグローバルパートナーシップ契約を締結した。契約は2026年1月1日から発効。これにより、ケリングアイウエアはヴァレンティノのサングラスおよびメガネコレクションの開発・販売権を独占的に取得する。

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　同契約は、ケリングアイウエアが掲げる革新的なビジネスモデルとラグジュアリーに対する独自のアプローチを反映したものであり、ヴァレンティノのアイウェア市場における地位を強化する重要な一歩と位置付けられるという。なお、ケリングは2023年7月にヴァレンティノの株式の30％を17億ユーロ（約2614億円）で取得している。

　ケリングアイウエア創設者であり社長兼CEOのロベルト・ヴェドヴォット（Roberto Vedovotto）は、「ケリングアイウエアのポートフォリオにヴァレンティノを迎え入れ、ブランドの継続的な成功に貢献できることを光栄に思う。ヴァレンティノは卓越したクラフトマンシップと洗練されたデザインを体現しており、唯一無二のスタイルの象徴だ。ケリングアイウエアの専門知識とヴァレンティノの象徴的なコード、伝統、サヴォアフェールを融合させ、ブランドのヴィジョンに沿ったコレクションを開発していく」とコメント。

　ヴァレンティノ最高経営責任者のリカルド・ベリーニ（Riccardo Bellini）は、「戦略的に重要なパートナーシップを発表できることを嬉しく思う。ヴァレンティノの創造性とスタイル、そしてケリングアイウエアの製造・販売におけるノウハウを組み合わせ、アイウェア体験をさらに高めていく」と語った。あわせて2021年からアイウェア部門のデザイン、製造、流通においてパートナーシップを締結しているスイスのAkn グループへの感謝を表明。なお、同社とのパートナーシップの継続については明言されていない。

　同契約に基づくファーストコレクション「The Valentino Eyewear Spring/Summer 2026」は、2025年10月5日にパリで開催されるヴァレンティノのショーでの発表を予定。なお、同コレクションは2026年3月から世界各地のヴァレンティノのブティック、百貨店、専門店、眼鏡店で取り扱う予定だという。