「マリメッコ（Marimekko）」が、創業90周年を迎えるフィンランドのインテリアブランド「アルテック（artek）」とコラボレーションした家具シリーズ「アルテック + マリメッコ」シリーズを発表した。10月15日からマリメッコストア表参道店、大阪店、アルテックの直営店、パートナーショップ、公式オンラインストア、ドーバー ストリート マーケット ギンザ（DOVER STREET MARKET GINZA）で取り扱う。

　コラボでは、フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルト（Alvar Aalto）がデザインした家具シリーズにフォーカスし、マリメッコのプリントアートと、アルテックの木工技術を融合。マリメッコの伝説的デザイナー マイヤ・イソラ（Maija Isola）によってデザインされた「アルキテフティ（建築的な）」プリントコレクションから、創設者のアルミ・ラティア（Armi Ratia）によってセレクトされた3つのパターンを木目のコントラストで表現した。フィンランドが拠点の両ブランドの共通点である「建築」「自然」「人間中心の実用主義」を讃えているという。

　アイテムは、フィンランド産バーチ材を用いてフィンランド西部・トゥルクのアルテック自社工場で製造した「スツール 60」（5万3900円）「ベンチ 153B」（11万5500円）「テーブル 90D」（12万1000円）の3型をラインナップ。各アイテムには突板をプリントパターンの形にくり抜いてその箇所をペアとなる製品の箇所にはめ込む「象嵌（ぞうがん）」の手法を採用した。

　コラボに際してアルテック社長マリアンネ・ゴーブル（Marianne Goebl）は「このシリーズには、大胆でありながら繊細な美しさが宿っています。アルテックとマリメッコは、本シリーズが世界中の多くの住まいに喜びと温もりをもたらすことを願っています」とコメント。マリメッコのクリエイティブディレクター レベッカ・ベイ（Rebekka Bay）は「このコラボでは、マリメッコのプリント作りのアートが、木と光とパターンの美しい調和によって、まったく新たな形で表現されました。マリメッコの象徴的なパターンと、アルテックのタイムレスな家具デザインが融合した、斬新かつエレガントなこの製品シリーズを、私たちはとても誇りに思っています」とコメントを寄せた。

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