









私たちはなぜ「お米」を食べるのだろう
(2025/10/06)
表参道・GYRE GALLERYにて、eatripの野村友里による展覧会「Life is beautiful : 衣・食植・住 “植物が命をまもる衣や家となり、命をつなぐ食となる”」が、2025年10月10日(金)〜11月27日(木) まで開催される。
本展の発端は、野村が料理人として生産者と深く繋がる過程で、私たちの“食”の多くは“植物”であり、あらゆる生命の循環を支える源は“土”にあるという意識を持つようになったこと。料理という生業が現代においてこの循環の一部となれるよう、食と植物の視点から、人が生きるために不可欠な“衣食住”の未来へと思いを巡らせる場を創出した。
これまでに、一つの植物から、身をまもる衣や命をつなぐ食事を作っていた日本の原風景を辿って未来を描く「衣」展(2021)を、その後、パンデミックや気候変動など否応なく変化する環境の中で、本当に安心できる"住=居場所"はどこかとの問いと向き合う「住」展(2023)を開催している。
本展では、はるか数千年前から”命をまもるため”の衣服や住居に活かされ、”命をつなぐため”に食されてきた、私たちの衣食住のすべてに通底する植物「米」を、“食”の視点から再びクローズアップ。
会場には、「稲わら」(稲の収穫後に残る茎)に着目し、伝統技法と現代的感性を融合させて衣服や家具、モニュメントなどを制作するアーティストユニット・Straft(ストラフト)、 田畑で土からはぐくみ食材を栽培することと、食のための器をつくることを地続きの行為として行う陶芸家・十場 天伸など、さまざまな表現者たちの作品が集う。
「私たち(日本人)は、なぜお米を食べるのだろう?」という根源的な問いを見つめ、鑑賞者とともに未来を探求する本展。表参道の一角に突如香り立つ"土"の匂いが、都市に生きる私たちも植物と同様に命の循環の一部だと思い出させてくれるはず。
■画像
2~4:「Life is beautiful : 衣・食植・住 “植物が命をまもる衣となり、命をつなぐ食となる”」(2021)
5~8:「Life is beautiful : 衣・食植・住 “植物が命をまもる家となり、命をつなぐ食となる”」(2023)/ 撮影 OMOHARAREAL 編集部
■概要
Life is beautiful : 衣・食植・住
“植物が命をまもる衣や家となり、命をつなぐ食となる” by eatrip
開催期間:
2025年10月10日(金)〜11月27日(木)
開催場所:GYRE GALLERY
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F
電話番号:0570-05-6990(11:00-18:00)
開場時間:11:00-20:00
休廊日:会期中なし
主催:GYRE
展覧会企画:eatrip soil
企画:野村友里
藁作品:Straft
陶作品:内田鋼一 / 小野哲平 / 故金あかり / 十場あすか /十場天伸 / 二階堂明弘 / 濱名一憲
会場構成:中原崇志 / 香坂朱音 / 梶田ひかる
タイトルアートワーク:角田純
フィールドレコーディング:東岳志
PRディレクション:HiRAO INC
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GYREから徒歩5分。明治通り沿いにオープンした「THE KNT365 HOUSE」は、"ニット"をコミュニケーションツールとしたアースフレンドリーなショップです。キュートで柔らかい作品(アイテム)の数々は、なんとリサイクルされたペットボトルの糸から編み出して作られたもの。ブランドアンバサダー・YUUKIとのコラボレーション作品もぜひ手に取ってみて。
※敬称略
最終更新日:
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