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ユニクロ、「感謝祭」で集客好調 気温低下で各社増収 国内アパレル関連大手2025年11月度

国内アパレル関連大手実績

Image by: FASHIONSNAP

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  国内アパレル関連大手各社が、2025年11月度の既存店売上高を発表した。11月は夏から続いていた高温傾向が落ち着き、寒い日が増加。月の平均気温は例年並みとなった(気象庁発表)。冬物が動き、ファーストリテイリングの国内ユニクロ事業やしまむら、ユナイテッドアローズなどの企業は増収で着地した。

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 国内ユニクロは、2024年11月が前年同月比12.2%増と好調でハードルが高かったなか着実に売り上げを伸ばし、同7.6%増で着地。月初から気温が下がり冬物が動いたほか、「月末には毎年恒例のセールイベント『感謝祭』に合わせて更に気温が下がったため購買促進につながった」と広報担当者。アイテムはヒートテックやフリース、パフテックなど冬のコア商品が好調だ。そのほか、定番化している「ユニクロ:シー(UNIQLO : C)」のスウェット類や「ニードルズ(NEEDLES)」とのコラボレーションアイテムも売れた。

 しまむらは、気温低下に伴い婦人・紳士アウター衣料やインナー商品が売上を伸ばし前年を大幅に超過。同16.0%増で着地した。アンドエスティでも冬物衣料が堅調に推移。「ニコアンド(niko and ...)」「レプシィム(LEPSIM)」「ハレ(HARE)」などが好調で、前年から微増となった。

 ユナイテッドアローズでも、ニット、アウター、マフラーなどの冬物が活発に動いたことで、同13.7%増。2ヶ月連続の2桁伸長を記録した。地厚のジャケットやパンツも売れた。

 ワークマンでは、防寒インナーやアウター、ウォームパンツなどの冬物衣料が売上をけん引。リカバリーウェアの販売も引き続き好調で、同7.9%増で着地した。

 多くの企業が増収となるなか、良品計画はサイバー攻撃に伴うオンラインストアの停止によって同13.7減と大幅に売り上げを減らした。衣類・雑貨、生活雑貨、食品全てのカテゴリーで減収となったが、オンラインストアを除く既存店のみの実績は同7.0%増と好調だったという。オンラインストアは12月1日に一部を再開し、完全復旧は12月中旬を予定している。

■2025年11月度 各社実績(すべて既存店ベース/前年同月比)

国内ユニクロ事業(既存店+Eコマース)
売上高:107.6%
客数:102.8%
客単価:104.7%

しまむら
売上高:116.0%
客数:113.4%
客単価:102.3%

良品計画(直営既存店+オンラインストア)
売上高:86.3%
客数:95.3%
客単価:90.5%

アンドエスティ(旧アダストリア)
売上高:101.2%
客数:102.4%
客単価:98.8%

ユナイテッドアローズ(小売+ネット通販 既存店)
売上高:113.7 %
客数:102.0%
客単価:110.1%

ワークマン
売上高:107.9%
客数:105.3%
客単価:102.5%

バロックジャパンリミテッド
売上高:98.4%
客数:89.2% 
客単価:110.3%

最終更新日:

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