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EUが150ユーロ未満の少額輸入品に関税 シーインなど“ウルトラ・ファストファッション”に圧力

Image by: FASHIONSNAP

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 EU(欧州連合)が、2026年7月から越境ECによって持ち込まれる150ユーロ未満の少額小包に3ユーロの定額関税を課す案を採択した。これまで2028年としていた制度改革を前倒して進める。

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 現在、EU域内では、150ユーロ未満の少額小包には関税がかかっていない。新制度では、商品のカテゴリーごとに課税されることになっており、1つの小包の中に異なるカテゴリーの商品が入っていた場合、それぞれに3ユーロずつ徴収される。オンライン購入による全輸入品の93%が対象になるという。

 今回の課税案は、「シーイン(SHEIN)」や格安越境EC「テム(Temu)」ど中国系ネット通販への対策だとみられる。2024年にEU域内に輸入された低額小包は約46億個に上り、その91%が中国からだった。フランスでは、シーイン、テムといった“ウルトラ・ファストファッション”に関連する企業や製品の広告を全面的に禁止する法案を可決。中国系越境ECに対する警戒を強めている。

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