
コーセーが、東京大学 高鍋・小畑・岸本研究室との協働で、不用な化粧品を環境触媒へとアップサイクルする技術の開発に着手する。1月30日まで東京ビッグサイトで開催している「国際ナノテクノロジー総合展・技術会議 nano tech 2026」で、同研究についてポスター展示している。
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環境への配慮を重視する消費者の傾向を背景に、サステナビリティに対する企業の取り組みがより注目されるようになったことにあり、同社が2024年に実施した「サステナビリティに関する生活者調査」では、生活者が化粧品メーカーに求めるサステナビリティの取り組みとして「廃棄物削減・資源循環」が最も重要だという意見が全体の53%を占める結果となった。国内では、2024年に年間約38.7万トン(2024年経済産業省生産動態統計年報のデータに基づき、コーセーが算出)もの化粧品が生産されている。
同社は製造から使用、廃棄に至るまでの各段階で、環境負荷低減に向けた取り組みを進め、これまで空容器の回収・再生を中心に確実に広げてきた。一方で、化粧品の中身については、2021年からモーンガータとのメイクアップ商品から絵具をつくるプロジェクトを実施してきたものの、まだ資源として再活用できる余地が多く残されていることから、化粧品の成分に着目した新たなアップサイクル研究の探索した。
今回、着目したのは日やけ止めなどに広く用いられている酸化亜鉛などの金属酸化物。紫外線防御成分や触媒として重要だが、輸入依存度やリサイクル率に課題を抱えている。東京大学の研究グループは、電磁波による独自技術を活用し、使われなくなった化粧品に含まれる金属酸化物を新たな触媒として再生するプロセスを開発している。この研究はNEDO事業に採択されている。
今後は、他の金属酸化物への展開や応用領域の拡張も視野に入れながら、実際に使われなくなった日やけ止めなどの化粧品から触媒を生成するプロセスの実証実験を実施し、実用化に向けた研究開発を加速させるとした。
最終更新日:


日やけ止めなどを環境触媒にアップサイクル

化粧品から環境触媒へアップサイクルするプロセスのビジョン

日やけ止め由来の触媒の合成とその反応性評価
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