
アメリカに本社を置く投資ファンドのベインキャピタルが、ヘアケアブランド「ツバキ(TSUBAKI)」などを展開するファイントゥデイを買収する。ファイントゥデイの親会社であるCVCキャピタルパートナーズがベインキャピタルに全株式を譲渡する。現時点でのファイントゥデイの事業運営の変更はない。
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ファイントゥデイは、2021年7月に資生堂からツバキのほか「ウーノ(uno)」や「専科」、「フィーノ(fino)」などのパーソナルケア事業を引き継ぎ、主にヘアケア、スキンケア、ボディケアの3分野で事業展開する。日本をはじめ、中国・香港、APAC(アジア太平洋)地域の11の国と地域で販売し、研究開発から生産、マーケティング、販売までを担っている。同社は上場を目指し準備を進めていたが、株式市場の動向を踏まえ、これまで2度、延期していた。
ベインキャピタルは1984年にアメリカ・ボストンで創業。プライベートエクイティをはじめ、クレジット、パブリックエクイティ、ベンチャーキャピタル、不動産、ライフサイエンス、保険など幅広い分野で投資を行う。ヨーク・ホールディングスやキリン堂などの小売や、マッシュホールディングス、「スノーピーク(SNOW PEAK)」、「カナダグース(CANADA GOOSE)」といったブランドへの投資の知見を活かし、ファイントゥデイへの継続的な成長を支援する。
ファイントゥデイの代表取締役CEOの小森哲郎氏は「ベインキャピタルを新たな株主および戦略的パートナーとして迎えることができ、大変嬉しく思う。今回の取引は、ファイントゥデイの事業基盤と将来の成長可能性、ならびにこれまでの業績に対する強力な支持であり、ベインキャピタルが当社の持続的な企業価値創造に強い信頼を寄せていることを表している」とコメント。
ベインキャピタルのパートナー兼日本プライベート・エクイティ共同責任者の西直史氏は、「ファイントゥデイがこれまでCVCと共に築いてきた優れた製品開発力とアジアで確立したブランド基盤を礎に、ベインキャピタルが培ってきた日本およびグローバルにおける小売・消費財業界への支援経験と知見を活かして、日本、中国、東アジア、東南アジアを含むグローバルでのさらなる事業成長の加速を全面的に支援する」と意気込んだ。
CVCアジア・パシフィック・ジャパンのマネージング パートナーで代表取締役、日本共同代表の赤池敦史氏は「厳しいコロナ禍が続く中、毎年10%前後の売上高および利益成長を堅実に実現し、東証審査を通過する独立企業としての確固たる地位を築かれたことに、心より感謝と敬意を表す。地政学的なマクロ環境要因により一時的に上場を延期せざるを得なかったが、ベインキャピタルのもとで改めて数年後の上場を達成し、その後も日本発のパンアジア企業として一層の成長を遂げられることを、強い期待と確信を持っている」と語った。
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