
2026年春夏コレクションより
ヨウジヤマモトで経験を積んだデザイナーが2020年に設立。世界各国から調達した上質な素材を立体的なシルエットへと落とし込んだ、ミニマルながらも独創的な存在感を放つ洋服を展開している。
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目次
- BRAND CONCEPT -
国境や文化に囚われないモノづくり

2026年春夏コレクションより

2026年春夏コレクションより
“国境にとらわれず、土地や人の背景を大切にした服づくり”をブランドのコンセプトに掲げ、コレクションを展開している。このようなコンセプトを掲げた理由についてデザイナーは「遊牧民のように、環境や時代の変化を受け入れながら生きる姿勢に共感したことがきっかけ。流行や記号としてのファッションではなく、記憶や感情、空気感といった目に見えないものを大切にしたいと考え、このコンセプトにした」と説明した。「ノマット」の服は匿名性が高く、インポートやドメスティックといったジャンルに区分されず、多国籍的でありながら日本人の暮らしや身体に馴染む。国や文化にとらわれず、自由な視点で服を創り出す姿勢を象徴したブランドコンセプトと言えるだろう。

2026年春夏コレクションより

2026年春夏コレクションより
シーズンのモノづくりは素材開発からスタートし、ブランドでも特に注力しているという。ベルギーリネンを使うときはベルギーの畑まで赴き、糸の開発過程を見学したり、ウールの場合は現地の動物の状態まで確認するなど、素材の選定には並々ならぬ労力を割いている。基本的にはありものの生地をそのまま使用することはなく、ブランドオリジナルのテキスタイルに加え、既存の生地に関しては必ず加工を施すなど、素材やテキスタイルの選定や開発に対するこだわりが垣間見える。
- BRAND NAME -
遊牧民からインスピレーションを受けたブランド名
ブランド名は、英語で遊牧民を意味する「nomad」からインスピレーションを受けた造語。「見えないけれどこの世に存在する何か。地図には載っていない架空の場所」という意味が込められているという。各地を転々とする遊牧民は住所も無く、その場の環境に応じて何にもとらわれずに生きており、その姿に感銘を受けてこのブランド名を採用したそう。
- CHARACTERISITIC ITEM -
立体的なシルエットを描くカーブパンツがブランドのシグネチャー

2026年春夏コレクションより
ブランドを代表するアイテムとして立体的なシルエットを描くカーブパンツを挙げた。身体の動きに沿う立体的なパターンと日常での着やすさを両立し、ワークやミリタリーをベースにしながら素材感やバランスで抜け感を加えているのが特徴だ。ブランド設立前に研鑽を積んだ「ヨウジヤマモト」での経験が「ノマット」のモノづくりにも寄与しているという。「もともとパタンナーだったので立体的なシルエットのものは得意。前職ではボトムスをメインに制作していたこともあり、現在もブランドのシグネチャーとしてお客様からも好評をいただいている」とコメントした。コンパクトな腰回りに対し、腿にかけて丸みを帯びた曲線的なカーブを描きながら裾方向に向かって緩やかにテーパードするシルエットを採用した一本は、年代や性別問わず穿きこなせ、その汎用性の高さからワードローブの定番アイテムになるだろう。
- WHO TO WEAR -
自分なりの感覚を大切にしている人に着て欲しい
流行っているものを着るというよりも自分自身の物差しを持っている人に着て欲しいとデザイナーは回答。さらに「特定の価値観やスタイルにとらわれず、自分の感覚を大切にしている人に惹かれるので、そういった人に手に取ってもらえるように自然に着続けられる洋服を提案したい」とも補足した。デザインが先行した服やチープな素材を使った服は、ワンシーズンで飽きが来てしまう。長く着られる一着であるために、シルエットが綺麗に見え、そして着心地の良さを重視した服を「ノマット」は提案している。
- COLLABORATION -
コラボレーションで印象深いのは、和紙作家との協業

2022年秋冬コレクションより

2022年秋冬コレクションより
印象に残っているコラボレーションとして、2022年秋冬コレクションで発表した和紙作家との協業を挙げた。和紙で制作された作品をテキスタイルとして表現し、素材や技法の違いを越えて手仕事の質感や時間の積み重なりを服へと落とし込んだという。異なる分野のものづくりが交わることで、新しい表現の可能性を感じられたことが特に印象に残った理由だと説明した。
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