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パラトレイト

パラトレイト(paratrait)とは?

メンズ
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デザイナーの坂井俊太が2023年に立ち上げたブランド。“衣服を分岐進化させ、並行世界の肖像を生み出す”をコンセプトに掲げ、テックとトラディショナルという相反する要素を掛け合わせた独自のコレクションを展開している。

坂井 俊太

Shuta Sakai

文化服装学院で学んだ後渡英し、イスティチュート・マランゴーニ(Istituto Marangoni)のロンドン校で修士課程を修了。その後「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」と「バーバリー(BURBERRY)」でウィメンズウェアのデザインを担当。日本に帰国後、デザイン事務所設立。国内外のブランドにデザインを提供し、現在は 「ダイワ(DAIWA)」などのデザイナーも務める。2023年、「パラトレイト(paratrait)」をスタート。2024年には、「TOKYO FASHION AWARD 2025」受賞デザイナーに選出された。

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- BRAND CONCEPT -

リデザインされた洋服で現代にしか作れない価値を生み出す

パラトレイトのルック

2025春夏コレクションより

パラトレイトのルック

2025春夏コレクションより

 “衣服を分岐進化させ、並行世界の肖像を生み出す”をコンセプトに掲げ、2023年にブランドを設立。「バーバリー(Burberry)」や「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」などのメゾンブランドと、「ダイワ(Daiwa)」などのスポーツブランドという対照的な経験を持ち合わせたデザイナーにより、トラディショナルとテックという相反する要素を掛け合わせたコレクションを展開する。このようなコンセプトを掲げた理由についてデザイナーは「時代や世の中に合わせてリデザインし、現代にしか作れない価値を生み出すことを目的にブランドを立ち上げた。テクニカルな理論や方法を用いたトラディショナルな洋服が世の中に無い新しいものであれば、それは価値があり、分岐進化を果たしていると言えるのではないかと思い、このようなコンセプトを掲げた」と解説。パラトレイトの洋服自体はテックではないが、スポーツウェアを作るうえでの背景や方法論を盛り込むことで、美しい見た目でありながら機能的という目新しさを表現しているのが特徴だ。

- BRAND NAME -

コンセプトにも通ずるブランド名

 ブランド名は、コンセプトにも掲げている“並行世界の肖像(Parallel portrait)”に由来する。並行世界の肖像とは、服と人の関係の全体像を指しており、具体的には「パラレルな世界線における自分自身」を表現しているとのこと。「ファッションの一番の面白さは、洋服を纏った時に今までとは違う自分になれること。正当進化した洋服に対して、異なる道筋を辿ったパラトレイトの洋服を着ること自体がパラレルであり、別の選択肢を提供したいという思いからこのようなブランド名にした」と補足する。異なる世界線の可能性としてさまざまな選択肢があることを示すため、日常的なアイテムを通して新しい価値を提供する。

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- CHARACTERISTIC ITEM -

ブランドを代表するアイテムは、レイヤーシステムを搭載した“ストーキングシリーズ”

パラトレイトのルック

ブランド設立時の2023秋冬のキャンペーンルックより

パラトレイトのルック

ブランド設立時の2023秋冬のキャンペーンルックより

 ブランドを代表するアイテムとして、スリーレイヤーの生地を用いた「ストーキングシリーズ」を挙げた。透湿防水に優れスポーツやアウトドアウェアの文脈で使用されることが多いスリーレイヤーのテキスタイルを、ブランドオリジナルで開発し、アウターやジャケット、ボトムスなどに転用。一般的には高密度のナイロン生地が用いられることが多い表地には、ウールをベースにした生地を用いることで高級感や風合いを担保。さらにスリーレイヤーの構造を採用することでレーザーや圧着で加工を施すことが可能になるため、ステッチレスで仕立てることでミニマルに昇華し、優れた機能性だけではなく高い意匠性を兼ね備えているのが特徴だ。「スリーレイヤーの構造を採用したからこそステッチレスでミニマルに構成することが出来ている。それはつまり機能から生まれた意匠性であり、お互いが支え合って成り立っているという最も美しい状態であると思う」とデザイナーはコメント。ブランドのファーストシーズンから継続して展開している定番品番であり、ブランドの世界観を体感できるシグネチャーアイテムだ。

- WHO TO WEAR -

「ファッションに興味がない人に着て欲しい」

 デザイナーは「普段ファッションに興味がない人に着て欲しい」と回答。このような答えの背景として「トラディショナルなブランドでの経験を経て、ファッションの閉鎖的な業界に疑問を抱くようになった。ファッションをプロダクトデザインとして捉えることで世界を広げ、業界の人だけではなく、より多くの人が理解できるような尖ったプロダクトを今後作っていきたいから」とコメントした。ファッションに興味がない人たちに届けるにはデザインではなく機能性が鍵になるという。美しいデザインをベースに体感できる機能や見て分かるギミックを搭載させることでファッションに興味のないユーザーにも届けていくそうだ。

- HISTORY -

長年の目標であったブランドの立ち上げ

パラトレイトのルック

2025秋冬コレクションより

パラトレイトのルック

2025秋冬コレクションより

 印象に残っている出来事としてブランドの立ち上げを挙げた。文化服装学院入学前からブランドの設立を志し、自身のキャリアにおける目標の一つだったという。「幼少期から物を作ることは好きだったので、漠然とデザイナーを目指していた。自分のブランドで作るものが社会にとって意義があるのかという点において納得するまでに時間がかかり、ブランドの設立はだいぶ遅くなってしまったが、様々な経験を積みコンセプトから商品まで淀みなく繋がっている現状こそ、ブランドとしての真価を発揮できていると思う」と語る。現在のファッション業界では、プロダクトデザインとファッションデザインを高いレベルで両立させているブランドは限られていることもあり、パラトレイト独自の路線を開拓し、他にはない魅力を放つだろう。

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