「アンテプリマ（ANTEPRIMA）」が、ミラノファッションウィーク期間中に2026年春夏コレクションを発表した。テーマは「Echoes of Transience（うつろいの残響）」。「脆さから構築し、朽ちゆくものから創造する」をキーワードに、弱さを強さに変える変容と、混沌の中に美を見出すことを探求した。

　今シーズンは広島出身のアーティスト岩崎貴宏とコラボレーション。同氏は歯ブラシやダクトテープなど身の回りの日用品を用いて繊細な風景を作り出す作風で知られ、アンテプリマは同氏のミニチュア塔や寺院の作品からインスピレーションを得て、軽やかさを感じさせる建築的な幾何学模様を反映させた。また持続可能性をコレクションの軸に据え、リサイクル繊維や再生ナイロンなどをアイテムに使用した。