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FILME FILLED2026年春夏コレクション

FILME FILLED 2026年春夏

Image by: FILME FILLED

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 デザイナー田畑大地が手掛ける「フィルム フィルド(FILME FILLED)」が発表した2026年春夏コレクション。

 今シーズンのテーマは、「FEVER(熱)」。デザイナー自身が過去の展示会の後に高熱でうなされ、意識を失いかけた体験から、砂漠とオアシス、乾きとうるおい、朦朧としながらも幻を追い求める相反する様相をコレクションに落とし込んだ。

 また映画は、田畑にとって「人生の随所に染み込んでいる」という重要なインスピレーション源。今シーズンは自身のよもや幻覚的な心身の体験から、映画「ジェイコブス・ラダー」のワンシーンを想起し、実体験とフィクションを織り交ぜた。

 コレクションでは、継続的に展開しシグネチャーになりつつある古着を再構築し、アランニットのように編んだベストをはじめ、オアシスで目に飛び込む花のモチーフをプリントしたストライプシャツや、汗染みのような色ムラをステンシルプリントで表現したTシャツなどを展開。チュール素材にラバーシートをプリントし、地割れのようにクラッキングさせたタンクトップは、枯渇した大地から覗く生命力を感じさせる。一方で、グラフィックはジェイコブス・ラダー劇中のドラッグ啓蒙ポスターをモチーフにし、情報過多社会の息苦しさも表現したという。オアシスの上を歩く馬のグラフィックと共に、「I'm thirsty.(喉が渇いた)」のメッセージをプリントしたタンクトップは、よく見ると馬の足が非現実的な方向であったり、裾にドッキングしたシャツのディテールで馬の造形を表現したりと、高熱の中での意識の揺らぎを反映させた。

 また、水差しをイメージし、裾をカーブさせたショーツは、YATOREとのコラボレーションモデルも登場。YATOREオリジナルのデニムフロッキー生地を採用し、着用や洗濯を重ねることでフロッキーが落ち、下地のデニムのアタリが現れる。デニムならではの経年変化と、フロッキーならではの風合いの変化を二重に楽しむことができる。

 定番の型として展開するタックパンツやセットアップのジャケットは、塩を吹いた汗をイメージしたスプレー染め加工や、垂れた汗をイメージした刷毛染め加工といった経年変化で風合いが楽しめるバリエーションを揃え、熱が命を奪うだけでなく、生命をつなぐエネルギーでもあるという矛盾を表現した。

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