「マリー・アダム＝ルナールト（MARIE ADAM-LEENAERDT）」が2025年春夏コレクションをパリにあるレストラン「テルミニュス・ノール（Terminus Nord）」で発表した。ベルギー出身のデザイナーであるマリー・アダム＝ルナールトは「バレンシアガ（BALENCIAGA）」などを経て、2022年に自身の名を冠したブランドを設立。既存のデザインを再解釈して、新しいファッションを創り出すこと目指している。2025年春夏コレクションは、Tシャツの本質を「普通」と「繰り返し」の象徴として捉え、それを分解して再構築することを試みたという。Tシャツは彫刻のような硬さとボリュームを持たせた身体から浮いたようなデザインに仕上げ、同様にジャケットやコートも硬い素材で身体から独立したような服に仕立てた。そのほかにも、裏返したかのようなカーディガンや、光沢ある上品な素材を用いたジャージーのセットアップなど、マリー・アダム＝ルナールトらしいベーシックなアイテムに遊び心を加えたアイテムが多数披露された。