野原顕史が手掛ける「ノハラ（NOHARA）」が発表した2025年秋冬コレクション。

　野原はESMOD International Paris卒業後、「ニコラ・アンドレア・タラリス（NICOLAS ANDREAS TARALIS）」のパタンナーとして従事。パリで7年間活動した後に帰国し、2013年に兄 野原敬史とファッションブランド「ヒューミス（HUMIS）」を設立した。ヒューミスを退社後、2014年にコム デ ギャルソン（COMME des GARÇONS）社に入社。10年間コレクションラインでパタンナーを務めた後、2024年に自身のブランドであるノハラを立ち上げた。

 　ブランドコンセプトは、「リアルをパンクさせる」。多様な角度から物事を再構築した、驚きや裏切りを感じるようなコレクションを展開している。セカンドコレクションとなる2025年秋冬シーズンは、“目の錯覚”や“だまし絵”を意味する「トロンプルイユ（Ttompe-l’oeil）」をテーマに、視覚的な錯覚に加え、立体的にその意味を再解釈。「立体を壊して平面に戻す」手法をベースに、服と布の関係性や装飾と機能性の両立を見直すことによって生まれる、新しいバランスやシルエットを探求したという。ルックのスタイリングは、井田信之が担当した。