
Image by: FASHIONSNAP(Koji Hirano)

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デザイナー岡﨑龍之祐が手掛ける「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」が、「Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W」でランウェイショーを開催し、新作コレクション「005」を発表した。
祈りや人の営みにフォーカスを当ててきた岡﨑は今回、日常や暮らしの中で生まれるわずかな「感情」も、ある種の祈りとして捉えた。能動的に祈る個別の行為ではなく、個々人に内包された祈りを表層へとすくい上げて見せる挑戦でもあった。
スカルプチュアルなドレスはこれまでと同様に伸縮性のあるポリエステルやハードチュールなどをチューブで支えるという構造だが、今季初めて花柄やアニマルモチーフといったプリント生地を取り入れた。岡﨑は同コレクションの思考の背景として、衣服の歴史を「なぞること(模倣)の歴史」ではないかと捉え直したことを挙げた。「自然や生物への憧憬から、模倣して取り入れたいという欲望はとても人間的な感情だと思うから」と説明している。
セカンドスキンようなタイツには、プリント生地の折れ目や、着用した時の歪みを残したまま複写した絵柄を落とし込んだ。「模倣を模倣する」ことで、感情の連続性や多重性を彷彿とさせた。そのほか、ベロア素材や起毛したアニマリックなマテリアルなど、テクスチャーも多様化。ポロシャツやタイドレスなど、チューブの躯体を削ぎ落とした、より日常的な衣服に近いルックも今季の挑戦のひとつ。オリジナルのシューズも登場し、金属を叩いたような粗野さを残したアクセサリーはアーティストの辻一徹とのコラボレーションで製作。デザイン画を描かず、手の経験による「オートマチック」な創造を行う岡﨑が、「プレタポルテ的な視点で手を動かしたら何が生まれるのか」という表現の拡張を試みたコレクションとなった。
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