
Image by: TAAKK
デザイナー森川拓野が手掛ける「ターク(TAAKK)」がパリファッションウィーク最終日に2025年秋冬コレクションを発表した。スカジャンがテーラードジャケットに、Tシャツがライダースジャケットにグラデーションのように変わる「GRADIENT WOVEN FABRIC」と呼ばれる独自の素材技術は今シーズンも健在。中でも注目を集めたのは、特殊な加工により本来混ざり合わないはずの素材が融合した新素材「MIXTURE WOOL / DENIM」。無地のウールとヘリンボーン、デニムとレオパードという対極にある素材を大胆に組み合わせたアイテムがランウェイを彩った。
デザインの根底にあるのは、シュルレアリスムの手法「デペイズマン 」。本来の文脈から事物を取り出し異なる環境に置き、新たな連和感を生み出すという手法で、開発者だったという森川の父親の「新しいものを生み出すには、発想の逆転が必要だ」という言葉や、母親の本棚にあったルネ・マグリットの画集など、幼い頃の記憶がインスピレーション源になっている。






























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デザイナーの森川拓野が2012年に立ち上げたブランド。"形に、中身に、素材に、技術に、方法に、体験をなぞり新しい体験を重ねる。終わりのない探索をデザイン"をコンセプトに、生地や素材に対する斬新なアプローチを落とし込んだ洋服を提案し続けている。
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1982年秋田県出身。文化服装学院卒業後にイッセイミヤケに入社。「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」と「イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)」で企画デザインを担当した後、2013年春夏シーズンに自身がデザイナーを務めるブランド である「ターク(TAAKK)」を立ち上げた。2019年10月、「FASHION PRIZE OF TOKYO 2020」受賞し、2020年1月、初めてパリでショーを開催。2023年春夏コレクションでは、ブランドとして初となるウィメンズコレクションを展開した。

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