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気温9度、男女別の最適な服装とは?

Image by: FASHIONSNAP
衣類の保温性の目安になる数値である「クロー値」を基準に、気温が9度のときに快適に過ごせるコーディネートを紹介します。
クロー値とは:衣類の保温性の目安になる数値。人間は皮膚の表面温度が約33℃=室温が約30℃であるときが一番快適であると言われており、気温が20度のときに皮膚の表面温度を33度にするために必要なクロー値が1.11です。気温が0℃のときは3.33クロー、気温が−20℃のときは5.56クロー分のアイテムを着用すれば快適な皮膚温度が得られる計算になります。

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このページでは、独自に算出したクロー値をもとにアイテムを選び、それぞれの気温のときに快適でいられるコーディネートを紹介します。あくまでも数値上で導き出されたコーディネートですので、参考としてご利用ください。クロー値の詳細はこちら。
気温9度になるのはどんな場所のどんなとき?
名古屋(2月中旬):平均的な最高気温が9度前後となり、晴天でも冷たい空気が残ります。夜間は氷点下近くまで下がり、乾いた北風が体感気温を下げます。
札幌(4月上旬):最高気温が9度ほどまで上がり、積雪が次第に解け始めます。日中は春の日差しがありますが、朝晩は再び0度近くまで冷え込み、にわか雨やみぞれが残ることがあります。
軽井沢(11月中旬):平均的な最高気温は9度程度で、紅葉が終盤を迎えます。晴れていても高原特有の冷たい風が吹き、夕方以降は放射冷却で気温が急速に下がります。
ローマ(イタリア・1月下旬):最高気温が9度前後となり、冬の冷たい空気に包まれます。日中は薄曇りが多く、ときおり弱い雨が降り、石畳がしっとりと濡れることがあります。
バンクーバー(カナダ・11月上旬):平均的な最高気温が9度ほどで、太平洋からの湿った空気が流れ込み雨天が続きます。雲の切れ間から日差しが差すこともありますが、朝晩は5度前後まで下がります。
気温が9度のときに快適に過ごせるクロー値は「2.33」です。合計クロー値が「2.33」になるコーディネートを紹介します。
※以下で紹介する各アイテムのクロー値は、FASHIONSNAPが独自に算出しています。コーディネート例は、そのクロー値に基づき組んだ参考例の一つとしてご覧ください。
【ウィメンズ編】気温9度の時のコーディネート

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アウターには800FPダウンジャケットをチョイス。高品質ダウンが冷気を防ぎながら動きやすさを確保します。ボリューミーな襟が首元を包み込んで保温性をプラス。インナーにはゆったりとしたチュニックブラウスをレイヤードし、ボリューム感のあるデニムパンツで脚長効果を加えつつ、足元はシンプルな革靴でコーディネートを引き締めます。
コーディネートのクロー値詳細:800FPダウンジャケット(1.68クロー)+チュニックブラウス(0.33クロー)+デニムパンツ(0.22クロー)+皮靴(0.03クロー)+その他下着など(0.07クロー)
【メンズ編】気温9度の時のコーディネート

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アウターのN-3Bジャケットの厚手のシェルと中綿が風をシャットアウトします。インナーに選んだサーマルTシャツで汗冷えを防止し、その上にモンキーマンフリースジャケットを挟んで高い保温力と通気性を確保。無骨なミリタリー感にチノパンツを合わせることで程よい上品さをプラスし、シルエットに抜け感を生み出します。足元は艶やかな革靴で全体を引き締めて機能性と端正さを両立した冬のレイヤードスタイルです。
コーディネートのクロー値詳細:N-3Bジャケット(1クロー)+マウンテンハードウェア モンキーマンフリースジャケット(0.7クロー)+サーマルTシャツ(0.3クロー)+チノパンツ(0.22クロー)+靴下(ふくらはぎ丈)(0.03クロー)+皮靴(0.03クロー)+その他下着など(0.05クロー)
■気温別の最適な服装
28度|27度|26度|25度|24度| 23度|22度|21度|20度|19度|18度|17度|16度|15度|14度|13度|12度|11度|10度|9度|8度|7度|6度|5度|4度|3度|2度|1度|0度|-1度|-2度|-3度|-4度|-5度|-6度|-7度|-8度|-9度|-10度|-11度|-12度 |13度|-14度|-15度|-16度 |-17度|-18度|-19度|-20度
コーディネートの参考になるストリートスナップはこちらから。