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気温12度、男女別の最適な服装とは?

Image by: FASHIONSNAP
衣類の保温性の目安になる数値である「クロー値」を基準に、気温が12度のときに快適に過ごせるコーディネートを紹介します。
クロー値とは:衣類の保温性の目安になる数値。人間は皮膚の表面温度が約33℃=室温が約30℃であるときが一番快適であると言われており、気温が20度のときに皮膚の表面温度を33度にするために必要なクロー値が1.11です。気温が0℃のときは3.33クロー、気温が−20℃のときは5.56クロー分のアイテムを着用すれば快適な皮膚温度が得られる計算になります。

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このページでは、独自に算出したクロー値をもとにアイテムを選び、それぞれの気温のときに快適でいられるコーディネートを紹介します。あくまでも数値上で導き出されたコーディネートですので、参考としてご利用ください。クロー値の詳細はこちら。
気温12度になるのはどんな場所のどんなとき?
東京(2月上旬):平均的な最高気温が12度ほどとなり、冷たい空気の中にも日差しにわずかな春の兆しが感じられます。朝晩は5度前後まで下がり、北風が吹く日は体感温度がさらに下がります。
福岡(12月中旬):最高気温は12度前後まで下がり、澄んだ冬の空気に包まれます。日中は穏やかな晴天が多いものの、夕方以降は冷え込みが早く進みます。
金沢(11月下旬):平均的な最高気温が12度程度で、日本海からの季節風が冷たく感じられます。曇りや雨の日が多く、湿度はやや高めながら気温は低く、冬の訪れを感じ始めます。
ロンドン(3月上旬):最高気温が12度前後となり、日照時間が少しずつ伸びますが、厚い雲と小雨が入り交じる日が続きます。晴れ間がのぞくと春らしさを感じられるものの、朝夕は冷え込みます。
シアトル(アメリカ・4月上旬):平均的な最高気温が12度ほどで、朝は霧が立ちこめることが多く、午後には穏やかな日差しが届きます。太平洋からの湿った空気の影響でにわか雨が頻繁に通過し、晴れ間は短時間です。
気温が12度のときに快適に過ごせるクロー値は「2」です。合計クロー値が「2」になるコーディネートを紹介します。
※以下で紹介する各アイテムのクロー値は、FASHIONSNAPが独自に算出しています。コーディネート例は、そのクロー値に基づき組んだ参考例の一つとしてご覧ください。
【ウィメンズ編】気温12度の時のコーディネート

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アウターは高密度シェルのダウンジャケット。空気をたっぷり含んだ上質ダウンが外気を遮断し、軽さと保温性を同時に確保します。インナーには凹凸感豊かなアランセーターとTシャツを重ね、空気層と汗処理で快適な音フォを維持。ボトムスはクロップドパンツにスパッツを仕込み、動きやすさと防寒性を両立します。仕上げにニット帽とレザー手袋、軽やかなスカーフが末端の放熱を抑え、寒風をスマートにブロックします。
コーディネートのクロー値詳細:ダウンジャケット(1クロー)+アランセーター(0.4クロー)+Tシャツ(0.1クロー)+クロップドパンツ(0.03クロー)+スパッツ(0.15クロー)+靴下(ふくらはぎ丈)(0.03クロー)+ブーツ(0.1クロー)+スカーフ(0.01クロー)+ニット帽(0.04クロー)+手袋(レザー)(0.11クロー)+その他下着など(0.03クロー)
【メンズ編】気温12度の時のコーディネート

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アウターにはミリタリーの象徴、MA-1を選択。程よいボリュームがコーディネートに立体感をもたらします。インナーはサーマルTシャツを重ね、ワッフル編みの凹凸が1枚でも表情を生みつつ抜け感を演出。ボトムスにはナイロンパンツを合わせ、滑らかな落ち感とシャープなラインでミリタリーアイテムの武骨さを中和し、無駄を削ぎ落とした都会的ミリタリースタイルに仕上げました。
コーディネートのクロー値詳細:MA-1(1.4クロー)+サーマルTシャツ(0.3クロー)+ナイロンパンツ(0.2クロー)+靴下(ふくらはぎ丈)(0.03クロー)+スニーカー(0.02クロー)+その他下着など(0.05クロー)
■気温別の最適な服装
28度|27度|26度|25度|24度| 23度|22度|21度|20度|19度|18度|17度|16度|15度|14度|13度|12度|11度|10度|9度|8度|7度|6度|5度|4度|3度|2度|1度|0度|-1度|-2度|-3度|-4度|-5度|-6度|-7度|-8度|-9度|-10度|-11度|-12度 |13度|-14度|-15度|-16度 |-17度|-18度|-19度|-20度
コーディネートの参考になるストリートスナップはこちらから。