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気温14度、男女別の最適な服装とは?

Image by: FASHIONSNAP
衣類の保温性の目安になる数値である「クロー値」を基準に、気温が14度のときに快適に過ごせるコーディネートを紹介します。
クロー値とは:衣類の保温性の目安になる数値。人間は皮膚の表面温度が約33℃=室温が約30℃であるときが一番快適であると言われており、気温が20度のときに皮膚の表面温度を33度にするために必要なクロー値が1.11です。気温が0℃のときは3.33クロー、気温が−20℃のときは5.56クロー分のアイテムを着用すれば快適な皮膚温度が得られる計算になります。

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このページでは、独自に算出したクロー値をもとにアイテムを選び、それぞれの気温のときに快適でいられるコーディネートを紹介します。あくまでも数値上で導き出されたコーディネートですので、参考としてご利用ください。クロー値の詳細はこちら。
気温14度になるのはどんな場所のどんなとき?
東京(2月下旬):平均的な最高気温が14度前後となり、冬のひんやりした空気が残るものの、日差しにはわずかに春の気配が感じられます。朝晩は一桁台まで下がり、北寄りの風が吹く日は体感温度が下がります。
名古屋(11月中旬):最高気温が14度ほどまで下がり、乾いた冷たい空気に包まれます。日中は穏やかな陽射しがあっても、夕方以降は気温が急速に下がりやすいです。
松江(4月中旬):平均的な最高気温は14度程度で、春の柔らかな陽射しが降り注ぎます。日本海からの風がまだ冷たく、晴天とにわか雨が入れ替わりやすい時期です。
ロンドン(4月上旬):最高気温が14度前後となり、日照時間が伸び始めます。雲が広がりやすく、通り雨の後はひんやりとした空気が戻ることが多いです。
メルボルン(オーストラリア・9月頃):初春にあたり平均的な最高気温が14度ほどです。晴天と曇天が短い周期で入れ替わり、南からの風が吹くと一段と冷え込みます。
気温が14度のときに快適に過ごせるクロー値は「1.78」です。合計クロー値が「1.78」になるコーディネートを紹介します。
※以下で紹介する各アイテムのクロー値は、FASHIONSNAPが独自に算出しています。コーディネート例は、そのクロー値に基づき組んだ参考例の一つとしてご覧ください。
【ウィメンズ編】気温14度の時のコーディネート

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アウターはクラシカルなダッフルコート。厚手メルトンが冷気を遮断し、体幹を暖めます。インナーにはウォーム感のあるカーディガンとシャツを重ね、ボトムスには落ち着きのあるプリーツスカートをチョイス。足元は堅牢なワークブーツでカジュアルな雰囲気をプラスしました。ニット帽が頭部の放熱を抑制し、レザー手袋が手先を保温します。
コーディネートのクロー値詳細:ダッフルコート(0.55クロー)+カーディガン(0.35クロー)+シャツ(0.3クロー)+プリーツスカート(0.2クロー)+ハイソックス(厚手)(0.06クロー)+ブーツ(0.1クロー)+手袋(レザー)(0.11クロー)+その他下着など(0.06クロー)
【メンズ編】気温14度の時のコーディネート

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アウターにはオイルクロスパーカを選択。しっとりとした生地が雨粒を弾き、着込むほどに深まる風合いに愛着が湧きます。トップスは凹凸感豊かなフィッシャーマンズセーターの下にカジュアルシャツを差し込んで、レイヤードに奥行きを持たせました。ボトムスにはオーバーオール、足元は堅牢なブーツでまとめたワーク感強めのスタイルです。
コーディネートのクロー値詳細:オイルクロスパーカ(0.42クロー)+フィッシャーマンズセーター(0.4クロー)+カジュアルシャツ(0.3クロー)+Tシャツ(0.1クロー)+オーバーオール(0.35クロー)+ハイソックス(厚手)(0.06クロー)+ブーツ(0.1クロー)+その他下着など(0.05クロー)
■気温別の最適な服装
28度|27度|26度|25度|24度| 23度|22度|21度|20度|19度|18度|17度|16度|15度|14度|13度|12度|11度|10度|9度|8度|7度|6度|5度|4度|3度|2度|1度|0度|-1度|-2度|-3度|-4度|-5度|-6度|-7度|-8度|-9度|-10度|-11度|-12度 |13度|-14度|-15度|-16度 |-17度|-18度|-19度|-20度
コーディネートの参考になるストリートスナップはこちらから。