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気温15度、男女別の最適な服装とは?

Image by: FASHIONSNAP
衣類の保温性の目安になる数値である「クロー値」を基準に、気温が15度のときに快適に過ごせるコーディネートを紹介します。
クロー値とは:衣類の保温性の目安になる数値。人間は皮膚の表面温度が約33℃=室温が約30℃であるときが一番快適であると言われており、気温が20度のときに皮膚の表面温度を33度にするために必要なクロー値が1.11です。気温が0℃のときは3.33クロー、気温が−20℃のときは5.56クロー分のアイテムを着用すれば快適な皮膚温度が得られる計算になります。

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このページでは、独自に算出したクロー値をもとにアイテムを選び、それぞれの気温のときに快適でいられるコーディネートを紹介します。あくまでも数値上で導き出されたコーディネートですので、参考としてご利用ください。クロー値の詳細はこちら。
気温15度になるのはどんな場所のどんなとき?
東京(3月上旬):平均的な最高気温が15度前後となり、日中は穏やかな陽射しがある一方、朝晩は一桁台まで下がることがあります。空気は乾燥気味で、北寄りの風が吹くと体感温度が下がります。
神戸(11月下旬):最高気温が15度ほどまで下がり、空気が澄んで湿度も低めです。日中は日差しが柔らかく、夕方以降は冷え込みが早くなります。
札幌(5月中旬):平均的な最高気温は15度程度で、春の陽気ながら朝夕はまだ寒さが残ります。日較差が大きく、晴れた日は清々しい空気が広がります。
ローマ(イタリア・4月頃):最高気温が15度前後となり、日中は緩やかな暖かさを感じます。夜間は気温が下がりやすく、時折にわか雨が通過します。
バンクーバー(カナダ・10月頃):平均的な最高気温が15度ほどで、晴天時は爽やかな陽気です。朝晩は冷え込みが強まり、湿った海風が体感温度を下げることがあります。
気温が15度のときに快適に過ごせるクロー値は「1.67」です。合計クロー値が「1.67」になるコーディネートを紹介します。
※以下で紹介する各アイテムのクロー値は、FASHIONSNAPが独自に算出しています。コーディネート例は、そのクロー値に基づき組んだ参考例の一つとしてご覧ください。
【ウィメンズ編】気温15度の時のコーディネート

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アウターは625FPダウンジャケット。ふっくとしたダウンと高密度シェルが冷気を遮断します。インナーに重ねたソフトなタートルシャツと、ボトムスのゆとりのあるシルエットのスラックスがエレガントな雰囲気を強調。足元のシャープなデザインのブーツが、さらに上品さをプラスします。最後に軽量スカーフをひと巻きして首周りの体温をキープしつつ、装いに奥行きを添えました。
コーディネートのクロー値詳細:625FPダウンジャケット(0.92クロー)+タートルシャツ(0.33クロー)+スラックス(0.22クロー)+靴下(ふくらはぎ丈)(0.03クロー)+ブーツ(0.1クロー)+スカーフ(0.01クロー)+その他下着など(0.06クロー)
【メンズ編】気温15度の時のコーディネート

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中綿入りのフライトジャケットは、スタイリッシュで軽量ながら、確かな防寒性を発揮してくれます。インナーにサーマルTシャツを仕込み、凹凸編みのアランセーターを重ねることで立体的な陰影と重厚感をプラスします。ボトムスはセンタークリースが端正なスラックスを合わせ、ミリタリーとドレスのバランスを巧みに調和させました。スラックスの落ち感が生む縦のラインは、ソリッドなデザインのブーツと相まってシャープな印象を演出します。
コーディネートのクロー値詳細:フライトジャケット(0.5クロー)+アランセーター(0.4クロー)+サーマルTシャツ(0.3クロー)+スラックス(0.22クロー)+ハイソックス(厚手)(0.06クロー)+ブーツ(0.1クロー)+ニット帽(0.04クロー)+その他下着など(0.05クロー)
■気温別の最適な服装
28度|27度|26度|25度|24度| 23度|22度|21度|20度|19度|18度|17度|16度|15度|14度|13度|12度|11度|10度|9度|8度|7度|6度|5度|4度|3度|2度|1度|0度|-1度|-2度|-3度|-4度|-5度|-6度|-7度|-8度|-9度|-10度|-11度|-12度 |13度|-14度|-15度|-16度 |-17度|-18度|-19度|-20度
コーディネートの参考になるストリートスナップはこちらから。