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気温16度、男女別の最適な服装とは?

Image by: FASHIONSNAP
衣類の保温性の目安になる数値である「クロー値」を基準に、気温が16度のときに快適に過ごせるコーディネートを紹介します。
クロー値とは:衣類の保温性の目安になる数値。人間は皮膚の表面温度が約33℃=室温が約30℃であるときが一番快適であると言われており、気温が20度のときに皮膚の表面温度を33度にするために必要なクロー値が1.11です。気温が0℃のときは3.33クロー、気温が−20℃のときは5.56クロー分のアイテムを着用すれば快適な皮膚温度が得られる計算になります。

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このページでは、独自に算出したクロー値をもとにアイテムを選び、それぞれの気温のときに快適でいられるコーディネートを紹介します。あくまでも数値上で導き出されたコーディネートですので、参考としてご利用ください。クロー値の詳細はこちら。
気温16度になるのはどんな場所のどんなとき?
東京(3月中旬):平均的な最高気温が16度前後となり、日差しはやわらかですが朝晩は一桁台まで下がることがあります。空気は乾いており、風が吹くと体感温度が下がりやすいです。
仙台(4月下旬):最高気温が16度ほどまで上がり、日中は穏やかな暖かさになります。朝夕はまだ冷え込むため日較差が大きく、北風が残る日は肌寒さを感じます。
金沢(10月上旬):平均的な最高気温は16度程度で、湿度が下がり秋らしいひんやりとした空気になります。日本海側特有の曇天が増え、にわか雨が降ることもあります。
ロンドン(5月上旬):最高気温が16度前後となり、日照時間が徐々に伸びます。雲が広がりやすく、にわか雨が通過した後は空気が冷たく感じられます。
シドニー(オーストラリア・10月頃):春の時期で平均的な最高気温が16度ほどです。爽やかな海風が吹き、日中は過ごしやすいものの、夜間は気温が下がりやすいです。
気温が16度のときに快適に過ごせるクロー値は「1.56」です。合計クロー値が「1.56」になるコーディネートを紹介します。
※以下で紹介する各アイテムのクロー値は、FASHIONSNAPが独自に算出しています。コーディネート例は、そのクロー値に基づき組んだ参考例の一つとしてご覧ください。
【ウィメンズ編】気温16度の時のコーディネート

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アウターは重厚なマッキノー。高密度ウールが冷気を遮断し、肩のスプリットラグが腕の可動域を確保します。インナーには凹凸豊かなアランセーターとサーマルTシャツを重ね、空気層が安定した暖かさをキープ。ボトムスは立体ポケット付きカーゴパンツ。足元はラグソールブーツが路面をしっかりグリップします。ヘリテージ素材とミリタリーディテールを掛け合わせ、機能とクラシックを両立させたスタイルに仕上げました。
コーディネートのクロー値詳細:マッキノー(0.45クロー)+アランセーター(0.4クロー)+サーマルTシャツ(0.3クロー)+カーゴパンツ(0.22クロー)+靴下(ふくらはぎ丈)(0.03クロー)+ブーツ(0.1クロー)+その他下着など(0.06クロー)
【メンズ編】気温16度の時のコーディネート

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アウターに羽織るのはカレッジジャケット。メルトンの鮮やかなカラーと袖のレザーの切り替えがカジュアル感を演出します。トップスはサーマルTシャツを基層に、毛足の長いシェットランドセーターを重ねて保温力を確保。ボトムスは程よい色落ちのデニムパンツを選び、抜け感をプラスします。足元はラギッドなブーツでまとめ、首元にスカーフを巻くことでアクセントを添えました。
コーディネートのクロー値詳細:カレッジジャケット(0.48クロー)+シェットランドセーター(0.37クロー)+サーマルTシャツ(0.3クロー)+デニムパンツ(0.22クロー)+靴下(ふくらはぎ丈)(0.03クロー)+ブーツ(0.1クロー)+スカーフ(0.01クロー)+その他下着など(0.05クロー)
■気温別の最適な服装
28度|27度|26度|25度|24度| 23度|22度|21度|20度|19度|18度|17度|16度|15度|14度|13度|12度|11度|10度|9度|8度|7度|6度|5度|4度|3度|2度|1度|0度|-1度|-2度|-3度|-4度|-5度|-6度|-7度|-8度|-9度|-10度|-11度|-12度 |13度|-14度|-15度|-16度 |-17度|-18度|-19度|-20度
コーディネートの参考になるストリートスナップはこちらから。