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気温-10度、男女別の最適な服装とは?

Image by: FASHIONSNAP
衣類の保温性の目安になる数値である「クロー値」を基準に、気温が−10度のときに快適に過ごせるコーディネートを紹介します。
クロー値とは:衣類の保温性の目安になる数値。人間は皮膚の表面温度が約33℃=室温が約30℃であるときが一番快適であると言われており、気温が20度のときに皮膚の表面温度を33度にするために必要なクロー値が1.11です。気温が0℃のときは3.33クロー、気温が−20℃のときは5.56クロー分のアイテムを着用すれば快適な皮膚温度が得られる計算になります。

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このページでは、独自に算出したクロー値をもとにアイテムを選び、それぞれの気温のときに快適でいられるコーディネートを紹介します。あくまでも数値上で導き出されたコーディネートですので、参考としてご利用ください。クロー値の詳細はこちら。
気温−10度になるのはどんな場所のどんなとき?
東札幌(1月頃):冬型の気圧配置が強まると放射冷却が加わり、明け方に-10度前後まで下がる日があります。日中も氷点下が続き、路面は圧雪やブラックアイスで滑りやすくなります。
軽井沢(1月頃):内陸の高原気候で朝晩の冷え込みが強く、晴天時は-10度前後まで下がることがあります。乾いた冷気が入りやすく、澄んだ空気の中で霜柱や樹霜が見られます。
モスクワ(ロシア・1月頃):冬の平均は氷点下で、寒波が入ると-10度前後まで下がる日が珍しくありません。大気は乾燥しがちで、長時間の屋外活動では体感温度がさらに低く感じられます。
ニューヨーク(アメリカ・1~2月頃):寒気の南下やノーイースターの通過で気温が急低下し、朝晩を中心に-10度前後になることがあります。強風時には体感温度が大幅に下がります。
プラハ(チェコ・1~2月頃):放射冷却が強い晴れた夜は-10度前後まで冷え込む日があります。ヴルタヴァ川沿いでは霧が発生しやすく、視界不良となることがあります。
気温が−10度のときに快適に過ごせるクロー値は「4.44」です。合計クロー値が「4.44」になるコーディネートを紹介します。
※以下で紹介する各アイテムのクロー値は、FASHIONSNAPが独自に算出しています。コーディネート例は、そのクロー値に基づき組んだ参考例の一つとしてご覧ください。
【ウィメンズ編】気温−10度の時のコーディネート

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800FPダウンジャケットを主役に、インナーはTシャツ1枚でシンプルに。大容量のカーゴポケットを備えたカーゴパンツで、カジュアルさをプラスします。足元には「ネオス(NEOS)」のオーバーシューズを合わせ、防水・防風性を強化。タウンユースからアクティブなアウトドアまで幅広く対応できる、機能性と都会的な美しさを兼ね備えたコーディネートです。
コーディネートのクロー値詳細:800FPダウンジャケット(1.68クロー)+Tシャツ(0.1クロー)+カーゴパンツ(0.22クロー)+靴下(ふくらはぎ丈)(0.03クロー)+NEOS Overshoe Navigator 5 オーバーシューズ(2.3クロー)+帽子(0.04クロー)+その他下着など(0.07クロー)
【メンズ編】気温−10度の時のコーディネート

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ダッフルコートの厚手メルトン生地が冷風を遮断し、体温を確実に保持します。インナーのサーマルTシャツで汗冷えを抑え、その上に起毛ネルシャツ、さらにカーディガンを挟んで空気層を蓄積。ボトムはペインターパンツでカジュアル感をプラス。仕上げに「ネオス(NEOS)」のオーバーシューズを装着すれば、防水シェルと深いラグソールが路面状況を問わず安定歩行を実現。ニット帽とレザーグローブで、末端もきちんと保温します。
コーディネートのクロー値詳細:ダッフルコート(0.55クロー)+カーディガン(0.35クロー)+ネルシャツ(0.35クロー)+サーマルTシャツ(0.3クロー)+ペインターパンツ(0.23クロー)+スパッツ(0.15クロー)+手袋(レザー)(0.11クロー)+ハイソックス(厚手)(0.06クロー)+NEOS Overshoe Navigator 5 オーバーシューズ(2.3クロー)+ニット帽(0.04クロー)
■気温別の最適な服装
28度|27度|26度|25度|24度| 23度|22度|21度|20度|19度|18度|17度|16度|15度|14度|13度|12度|11度|10度|9度|8度|7度|6度|5度|4度|3度|2度|1度|0度|-1度|-2度|-3度|-4度|-5度|-6度|-7度|-8度|-9度|-10度|-11度|-12度 |13度|-14度|-15度|-16度 |-17度|-18度|-19度|-20度
コーディネートの参考になるストリートスナップはこちらから。