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気温-14度、男女別の最適な服装とは?

Image by: FASHIONSNAP
衣類の保温性の目安になる数値である「クロー値」を基準に、気温が−14度のときに快適に過ごせるコーディネートを紹介します。
クロー値とは:衣類の保温性の目安になる数値。人間は皮膚の表面温度が約33℃=室温が約30℃であるときが一番快適であると言われており、気温が20度のときに皮膚の表面温度を33度にするために必要なクロー値が1.11です。気温が0℃のときは3.33クロー、気温が−20℃のときは5.56クロー分のアイテムを着用すれば快適な皮膚温度が得られる計算になります。

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このページでは、独自に算出したクロー値をもとにアイテムを選び、それぞれの気温のときに快適でいられるコーディネートを紹介します。あくまでも数値上で導き出されたコーディネートですので、参考としてご利用ください。クロー値の詳細はこちら。
気温−14度になるのはどんな場所のどんなとき?
陸別(北海道・1月中旬):平均最低気温は−14度前後、晴天率が高く、夜明け前には放射冷却が強まり、乾いた冷気が一層鋭く感じられます。
飯山(長野県・2月上旬):早朝の最低気温が−14度近くまで下がり、日本海側からの季節風により細かな雪が断続的に降り、地表は終日凍結しやすい状況が続きます。
アスタナ(カザフスタン・1月):月平均気温がおよそ−14度、乾燥した大陸性の冷気が支配的で、風が強まると体感温度がさらに下がります。
イルクーツク(ロシア・12月下旬):平均最低気温が−14度ほど、シベリア高気圧の影響で晴天の日が多い一方、空気は極めて乾燥しています。
ビルニュス(リトアニア・2月中旬):夜明け前の最低気温が−14度前後、バルト海からの冷たく湿った空気が入り込むと、細かな氷霧や弱い降雪が見られることがあります。
気温が−14度のときに快適に過ごせるクロー値は「4.89」です。合計クロー値が「4.89」になるコーディネートを紹介します。
※以下で紹介する各アイテムのクロー値は、FASHIONSNAPが独自に算出しています。コーディネート例は、そのクロー値に基づき組んだ参考例の一つとしてご覧ください。
【ウィメンズ編】気温−14度の時のコーディネート

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アウターに選んだ「モンベル(mont-bell)」アルパインジャケットが、外気をシャットアウト。ベースにサーマルTシャツを仕込み、優れた吸湿速乾性で汗冷えを防止します。その上にリブセーターを重ね、立体リブが暖気を閉じ込める空気層を形成。下半身はレギンスとデニムパンツで二重防寒を実現。足元には防水性に優れたブーツを選び、全身を軽快かつしっかり保温するレイヤードスタイルです。
コーディネートのクロー値詳細:モンベル アルパインジャケット(3.77クロー)+リブセーター(0.35クロー)+サーマルTシャツ(0.3クロー)+デニムパンツ(0.22クロー)+レギンス(0.08クロー)+ブーツ(0.1クロー)+その他下着など(0.07クロー)
【メンズ編】気温−14度の時のコーディネート

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モンベルのアルパインジャケットは、耐風透湿シェルが山岳スペックの防護力で体温をキープします。肌面にはTシャツ、その上にヘビーオンスのスウェットシャツを重ね空気層を形成し、ワークシャツをミドルレイヤーとして配置してファッションをプラスします。ボトムはカーゴポケット付きミリタリーパンツで機能性とタフさを確保。足元にはボリューム感のある革靴を合わせ、アウトドアギアにクラシカルなムードを加えます。
コーディネートのクロー値詳細:モンベル アルパインジャケット(3.77クロー)+スウェットシャツ(0.36クロー)+ワークシャツ(0.33クロー)+Tシャツ(0.1クロー)+ミリタリーパンツ(0.22クロー)+靴下(ふくらはぎ丈)(0.03クロー)+皮靴(0.03クロー)+その他下着など(0.05クロー)
■気温別の最適な服装
28度|27度|26度|25度|24度| 23度|22度|21度|20度|19度|18度|17度|16度|15度|14度|13度|12度|11度|10度|9度|8度|7度|6度|5度|4度|3度|2度|1度|0度|-1度|-2度|-3度|-4度|-5度|-6度|-7度|-8度|-9度|-10度|-11度|-12度 |13度|-14度|-15度|-16度 |-17度|-18度|-19度|-20度
コーディネートの参考になるストリートスナップはこちらから。