15年ぶり「ドラえもん展」が開幕、村上隆から新進作家まで28組が作品を公開

フォトセッションに出席した村上隆
フォトセッションに出席した村上隆
画像: FASHIONSNAP

 展覧会「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」が、11月1日から六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリーでスタートする。現代美術のトップアーティストのほか、今回の展示監修者 山下裕二がキュレーションした新進アーティストを加えた計28組が参加。「あなたのドラえもんをつくってください」というお題のもと、現代アートに落とし込んださまざまな作品が制作された。

 「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」は2002年にそごう美術館で開催されて以来、15年ぶり2回目となる企画。前回参加した芸術家の村上隆や写真家の蜷川実花、セルフポートレートのシリーズで知られる森村泰昌など5組のアーティストは、前作と新作を同時に展示している。

 村上の新作「あんなこといいな 出来たらいいな」ではモチーフの一つとして、作者の藤子・F・不二雄が登場。キャンバス内の3カ所に描かれており、鑑賞だけではなく探して楽しめるという。蜷川は前作「ドラちゃん1日デートの巻」の新作として、2017年版を公開。モデルにmappyを起用し、SNSを活用した現代ならではの発表方法を選んだ。森村は、文字が印刷された書籍を使って紙の衣裳を制作するコイケジュンコとの合同作品を展開。コイケがドラえもん全巻を読み込み、気になったセリフのあるページを使って仕上げた衣裳を森村が着こなし、撮影した写真作品を実物の紙のドレスとともに展示している。

 このほか、芸術家の奈良美智や会田誠、ミスター(Mr.)、鴻池朋子、写真家の梅佳代、書家の中塚翠涛、アーティストの増田セバスチャン、アニメーションを手掛けるシシヤマザキ、画家の坂本友由、メディアアーティストのクワクボリョウタといったさまざまなジャンルの作家が参加。山下は「この15年でアートの裾野が広がり、環境が大きく変化した。村上隆さんの知名度も以前よりも高まり、その他のアーティストも世界的に評価され、成功した人が増えた」と振り返る。今回は新進アーティストに出品を依頼した背景を踏まえ、「この展覧会が、多くの方に(彼らが作品に込めた)メッセージが届く大きなきっかけになれば嬉しい」と話した。

 会期は2018年11月1日から2018年1月8日まで。期間中は作品展示やオリジナルグッズを販売するほか、会場に隣接するカフェ「THE SUN」では「タケコプターバーガー」や「どこでもドアパフェ」などのコラボメニューを販売する。

■THE ドラえもん展 TOKYO 2017
会場:森アーツセンターギャラリー
会期:2017年11月1日(水)〜2018年1月8日(月・祝)
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階
開館時間:10:00〜20:00(火曜日は17:00まで)※入場は閉館30分前まで
当日券料金:一般 1,800円、中学生・高校生 1,400円、4歳〜小学生 800円(※3歳以下は入場無料)
参加アーティスト:会田誠、梅佳代、クワクボリョウタ、鴻池朋子、後藤映則、近藤智美、坂本友由、佐藤雅晴、シシヤマザキ、篠原愛、しりあがり寿、中里勇太、中塚翠涛、奈良美智、西尾康之、蜷川実花、福田美蘭、増田セバスチャン、町田久美、Mr.、村上隆、森村泰昌&コイケジュンコ、山口晃、山口英紀&伊藤航、山本竜基、れなれな、渡邊希

公式サイト