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　ティーエイチ プロダクツと横田大輔のコラボレーションは今年3月に続く2回目。前回のコラボでは、横田の過去作品を大判の生地にプリントしたウェアを製作した。　今回のコラボは、第1弾コラボのアイテムを着用したモデルを横田が撮影し、その作品をウェアに落とし込んだ。モノクロの写真をランダムに施したショート丈のMA-1ジャケット「DY Short MA-1 Jacket」（6万3800円）をはじめ、胸と背面にモノクロの作品をプリントしたオーバーサイズの開襟シャツ「DY Oversized Shirt」（5万600円）や、グラフィックを全面に配したセットアップで着用可能な半袖Tシャツ「DY Drop Shoulder Tee」（2万6400円）とショーツ「DY Sports Shorts」（4万8400円／いずれも税込）など全9型を用意する。なおウェアにプリントするグラフィックは1点ごとに異なるアートピースとなっている。

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ティーエイチ プロダクツ×横田大輔の第2弾発売、全面にグラフィックを配したセットアップなど展開

　同シューズは「靴を通じて、地球と⼈間のコミュニケーションを新しい形にする」をコンセプトに、新しい歩⾏体験を提案するグラウンズとのコラボ第4弾。グラウンズで⼈気のクリアソール「JEWELRY」をベースにマウンテンブーツのデザインを組み合わせたほか、脱ぎ履きのしやすさを考慮し、サイドジップをあしらった。価格は税込7万5900円。

MIKIOSAKABE

grounds

ティーエイチ プロダクツ×グラウンズ第4弾、マウンテンブーツのデザインを採用

　コラボは、透明な球体で作られた厚底のクリアソールが特徴のグラウンズの人気モデル「ジュエリー」をベースに採用。カウレザーを用い、クラシックなデザインのプレーントゥ（4万2900円）とサンダルの2型を製作した。　ヒール部分の高さはどのサイズも約5cmで、グレーとブラックの2色を展開。価格はいずれも税込4万2900円。

ティーエイチ プロダクツ×グラウンズ、ジュエリーをベースにしたシューズ2型を発売

　横田は1983年埼玉県出身。日本写真芸術専門学校を卒業後、2008年に「キヤノン写真新世紀」で佳作（大森勝己選）、2010年に「第2回写真1_WALL 展」でグランプリに輝き、Foam Paul Huf Award 2016、第45回（2019年度）「木村伊兵衛写真賞」を受賞した。国内外で活動し、これまでに「垂乳根」「VERTIGO」「MATTER/BURN OUT」などの作品を発表している。　コラボは堀内が以前から横田のファンであったことから実現。シリーズ作「Site」と「COR PUS」から選んだ4つの写真を大判の生地にプリントし、それぞれランダムに切り取りアイテムに落とし込んだ。全面にプリントを配したコーチジャケット（5万3900円）や、左胸にグラフィックをあしらったオーバーサイズシャツ（4万7300円）、ストレートパンツ（4万8400円）、ロングスカート（4万8400円）、フーディー（4万4000円）、Tシャツ（2万4200円）、トートバッグ（1万5400円／いずれも税込）などを揃える。　th products sendagayaでは3月5日から27日までの期間、コラボアイテムを中心に取り揃えたポップアップストアを出店。コレクションに使用された「Site」と「COR PUS」の作品を展示するほか、数量限定の写真冊子を会場限定で販売する。

ティーエイチ プロダクツが横田大輔とのコラボコレクション発売　ポップアップで作品展示も

　コラボでは、堀内がオーユーエーティーとともに機能性や特殊なディテールを持つミリタリーウェアをセレクト。ヴィンテージのアウターとコートを再加工し、ブラックのオーバーダイを施した。アイテムは、イタリア海軍に精鋭部隊 サンマルコ海兵隊が着用していた「サンマルコカモ」の1990年代製モデルを用いた「ITALIAN NAVY SAN MARCO CAMO FIELD JACKET」と、1980年代から1990年代初頭まで採用されてたドイツ連邦陸軍の官給品をベースにした「GERMAN FIELD COAT」、絵の具を垂らしたような柄が特徴的なドイツ軍の迷彩パターン「フレクター」があしらわれた1990年代製のモデルを使用した「GERMAN FLECKTARN CAMO FIELD JACKET」の3型をラインナップする。

「ティーエイチ プロダクツ」が古着屋OUATとコラボ　ミリタリーウェアを再加工したアウター3型を発売

　コラボでは、厚底のクリアソールが特徴的な「履くジュエリー」がコンセプトの⼈気モデル「ジュエリー」をベースに採⽤。アッパー素材にスエードを使⽤し、モカシンブーツ⾵に仕上げた。未来的な印象のソールに対して、アッパーはクラシックなシューズをベースにしたデザインとなっている。ヒール部分の⾼さは約5cm。カラーはベージュとブラックの2色をラインナップしている。

グラウンズと「th products」によるコラボシューズ第2弾はモカシンブーツ⾵、アッパーにスエード素材を使用

　ティーエイチ プロダクツは、メンズブランドとして2018年秋冬シーズンにデビュー。2020年秋冬コレクションをもってウィメンズブランド「タロウ ホリウチ（TARO HORIUCHI）」を休止して以降は、ティーエイチ プロダクツからウィメンズとメンズのアイテムを発表している。日々の生活に溶け込むようなシンプルなプロダクトを提案し、実用性や快適さ、規律、品質を意識したウェアが揃う。　初の直営店は北参道駅から徒歩約7分、千駄ヶ谷小学校近くに出店。同氏の姉である堀内晶子氏が代表を務める「ギャラリーサーティーエイト（Gallery 38）」に併設している。外観はガラス張りで、まず目に飛び込むのは単管パイプやクランプといった建築現場で使用される資材を用いた什器。外からでは巨大な機械のようにも見える無機質なデザインだが、パイプ部分がラックの役割を果たしている。店舗と什器デザインは多目的建築「スクワット（SKWAT）」などを手掛けるDAIKEI MILLSが担当。出店のプロジェクトは昨年から進み始めたといい、試着に関する問い合わせや、「家具の実物を見たい」といった声が顧客から寄せられたことが直営店を出店するきっかけとなった。堀内氏は出店の背景について「コロナ禍で海外に行けなくなり時間が出来た中で生まれた新しい試みのひとつ。卸ではより新しいアイテムやシーズン性が重視されるが、自分たちのお店ではそうではなく、シーズン問わず好きなアイテムを手に取れる場所にできたら」と話し、過去に展開していた好評だったアイテムも取り扱うという。　店舗のある場所はギャラリーのバックヤードとして使われていたスペースで、元々あった家具を無くし、店内は可動性を備えた什器のみで構成した。「この店舗は移動できる屋台のようなもの。什器の組み立て方次第で、倍の幅や高さのラックを作れたり、花瓶を取り付けたりすることもできる。ティーエイチではバッグやウェアにリング型のカラビナをつけることでひとつのアイテムの機能を変化させていて、そういった要素を店舗の什器にも反映している」（堀内氏）。什器にロール状に取り付けられたグレーの生地の部分は、必要に応じてシーズンヴィジュアルのポスターやラッピングペーパーなどに付け替えることも可能だという。　店頭では2021年秋冬コレクションをはじめ、過去に発表したアイテムや、DAIKEI MILLSと協業した家具、堀内氏が「トゥエルブブックス（twelvebooks）」から監修・セレクトしたアートブックなどが並ぶ。また、オープン記念アイテムとして、レザーブランド「ブラックミーンズ（blackmeans）」とのサークルポーチ（2万7500円）や、抗菌防臭機能を備えた「フィットフォー（fitfor）」とのTシャツ（1万4300円／いずれも税込）などコラボレーションアイテムが販売される。今後は可変性の高い什器の特性を活かし、イベントやポップアップの開催なども視野に入れているという。