Interview | 彼が思う美意識について。vol.3

リリー・フランキー

島村雄大

Interview | 彼が思う美意識について。vol.3

パスタを茹でながら考える
「新しさ」について 

リリー・フランキーさんが教えてくれたこと

島村雄大

 「美しさ」の意味やそれに対する考え方は、十人十色。傷ひとつ無いまっさらな状態も、年月とともに変化したアンティークな状態も、美しさの一部だ。今を生き、未来への上り坂を駆け上がっている"彼"は、美しさをどう捉えているのだろう。ビューティ、ファッション、ライフスタイルの枠を超えて彼の美意識を紐解く、オリジナルインタビュー。第3回は、マルチな活躍で注目を集めるタレント、島村雄大にフォーカス。

 街ゆく人々が肩をすくめて歩く寒い日。誰よりも早く春の気配をまとった彼に出会った。朝の情報番組「ZIP!」ではその愛嬌でお茶の間に笑顔を届け、めちゃコミックで配信中のドラマ「幼なじみがかわいすぎて我慢できない」では恋愛に揺れ動く不器用な男子を演じ、ファンをときめかせている。
そんな彼が語る美意識とは──。

topic1.「CHANEL」の香りは家族の思い出

⎯⎯お会いした瞬間、とてもいい香りがしました。

 ありがとうございます! 僕はフレグランスが大好きで、30種類くらい持っています。TPOを考えて、毎日何かしらの香水を使っていますね。香りにはこだわりがあって、家の中でも部屋ごとにルームフレグランスを使い分け、無意識的に自分のスイッチが切り替わるような環境を作っています。
⎯⎯何かひとつ、紹介してもらえますか?

 「シャネル(CHANEL)」の「パリ エディンバラ」にはとくに思い出があります。これは静岡から上京するときに、母のおさがりでもらったものなんです。僕は大学卒業後も地元で暮らそうと考えていましたが、母から背中を押され、上京することを決めました。さわやかな香り立ちで気分が上がるので、ここぞというときに使っています。雨の日とか、気分が沈みそうなときもこれをつけると、一気に切り替わりますね。これを胸元と首筋につけて、もっと香りたいときは手首とヘアにもつけます。
⎯⎯おさがりでシャネルとは、素敵ですね。

 母の好きなブランドだったので、幼い頃から知っていました。物心ついて、初めて"ブランド"というものに憧れを抱いたのもシャネルでしたね。フレグランス「チャンス オー スプランディド」の今年発売になったボディケアラインも、注目しています。

topic2.今から細かいケアを

 きめ細かく綺麗な肌を持つ彼だから、日々のケアが抜かりないことは予想できる。しかしそこには、"仕事柄"という義務感を超えたこだわりと意識の高さが隠れていた。

⎯⎯スキンケアは何を使っていますか?

 「スキンアンドラブ(SKIN&LAB)」の化粧水「グルタチオンアンプルトナー」、もう4本目です(笑)。いろいろと試しながら探してきたのですが、これを使うといい意味で肌に変化が起きなかったというか、いい状態が安定する感じでした。夜はこれ以外にも美容液、パック、クリームを使っていて、「メディキューブ(medicube)」の美顔器「AGE-Rブースタープロ」で浸透させています。去年の後半に自分の中で美容改革があり、この美顔器と「ジバンシイ(GIVENCHY)」のアイクリーム「スカルプチュラル クレーム ユー」を取り入れました。
⎯⎯20代でアイクリームとは、意識が高いですね。

 26歳になりましたが、アーリーエイジングケアを始めようと思って。こういうお仕事をしていると、男女問わず綺麗な方々と並ぶことがあるので、自信が持てるよう、意識を高くもって細かくケアしていますね。同じタイミングで使い始めたメディキューブの効果も相まって、朝の肌印象がよくなった気がしています。自分と向き合う時間は意識しないと作れないから、肌に触れるスキンケアタイムは大切ですね。
⎯⎯島村さんと同年代の男性は美容意識が高い印象です。

 せっかくおしゃれな服を着ても、ニキビがあるだけで気分が沈んだりするから、土台作りは大事ですよね。まだ何もしていないという人がいたら、まずは深く考えずにひとつ、気になるものを手にとっていただきたいですね。そこから少しずつ追加していって、効果を感じてくれば、どんどん楽しくなると思うので!
(右から)シャネル「パリ エディンバラ」、スキンアンドラブ「グルタチオンアンプルトナー」、メディキューブ「AGE-Rブースタープロ」、ジバンシイ「スカルプチュラル クレーム ユー」

topic3.トレードマークは"ヴィヴィアン"

 撮影中、軽やかに歩く彼は、カメラを意識しながらも街並みを楽しんでいるよう。「今日の気温はちょうどいいですね」と公園の椅子に座りながら微笑んだ。
⎯⎯今日の着こなしはカジュアルとフォーマルのミックススタイルですね。

 「ヨーク(YOKE)」の藍染めジャケットを中心に組んでみました。デニムだけど染め物ならではの濃淡がでているところがお気に入りですね。中をタイドアップにして、カジュアルになりすぎないようにしています。あと、いつもしている「ヴィヴィアン ウェストウッド(Vivienne Westwood)」のアクセサリーも忘れずに。これは僕のトレードマークだと思っていて、服で隠れたとしても着けています。「スワロフスキー(Swarovski)」のブレスレットもしていますが、見えてないですね(笑)。ただ、自分のモチベーションのために着けるものも含めてファッションだと思うので、それも楽しんでいます!
⎯⎯モチベーションのためのファッション、素敵です。

 会う人や行く場所に合わせて服やフレグランスを決めますが、やっぱり気分が上がるし楽しいんです。ただ、家に全身鏡がないので、洗面台の鏡である程度チェックしたら、あとは街のショーウィンドウとかで反射を利用して整えています!

⎯⎯自分に一番似合う服は、どういうものですか?

 冬のコートは誰よりも似合うと自負しています(笑)。僕は細身なので、ボディラインが出やすいアイテムは、比較的似合うのかな、と思います。だからこそ冬に服を買うことが多いですね。お店に出かけたりもするんですけど、1番多いのは、SNSからですね。この冬もいろいろとチェックしました。

topic4.俯瞰して確認する自分の所作

 配信中のショートドラマでは実年齢よりも年下の人物を演じた彼。改めて"別人格"を自分にインプットしてみると、意外な共感や学びがあったという。

⎯⎯めちゃコミックで配信中のショートドラマ「幼なじみがかわいすぎて我慢できない」では、主人公の西堂 保(せいどうたもつ)を演じていますね。

 これがまた愛らしい人なんですよ。昔思いを寄せていた幼なじみの女性と7年ぶりに再会する、というお話で。彼の思いが爆発しちゃってますね(笑)。22歳の男子ならではの不器用さだったり、クールを装う感じがありつつも、照れたときには耳が赤くなってしまうとか…。僕もそこまで素直なタイプではないので、彼の心情に共感することが多かったです。
⎯⎯ご自身と重なる点があったんですね。

 周りの人に配慮しながらも自分の気持ちを伝えて、しっかり関係を整えていくという筋の通った部分は、彼から学びました。僕は自分を俯瞰して見ることが多いので、カッコ悪いことしてないかな?言ってないかな?とよく見つめ直しています。保の素敵な性格を、自分自身にも反映していきたいですね。ドラマの中では、そんな彼の人間性に注目して、かつ原作も一緒にチェックしていただけると、より深く楽しめますよ!

topic5.彼の美意識

 彼の美意識は、これまでの"憧れ"にあった。自身が抱いてきたそのポジティブな感情を、今度は与える側になりたいという意識が、美の習慣も繋がっているようだ。

⎯⎯島村さんにとって"美意識"とは?

 人に憧れてもらえるような自分を作る準備、ですかね。僕はこれまでたくさんの人に憧れて、ああいう人になりたい!という思いでこの世界に入りました。今、表舞台に立たせていただく中で、もしかしたら僕に憧れを持ってくれる方がいるかもしれない。そういう視線を向けられたときに、謙遜しすぎず、恥ずかしくない人でいたいので、これからも意識的に自分を整えていくつもりです。
島村雄大(しまむら・ゆうだい)
2000年2月10日生まれ。情報番組「ZIP!」(日本テレビ系、毎週月曜〜金曜あさ5:50)のトレンド紹介コーナー「キテルネ!」でリポーターを務める。漫画購読アプリ めちゃコミックで独占配信中のショートドラマ「幼なじみがかわいすぎて我慢できない」では主人公の西堂 保を演じる。Instagramは@yudai_shimamura
styling:Yudai Shimamura
photography:Katsutoshi Morimoto(FASHIONSNAP)
text&edit:Hikaru Kimura(FASHIONSNAP)
Published on: 2026.03.06