2016年大ブレイク必至、ロボティクスファッションクリエイター「きゅんくん」とは?

きゅんくん Photo by: Fashionsnap.com

 「メカを着ること」を目標に、ロボティクスファッションの制作を続けるクリエイター 「きゅんくん」に注目が集まっている。「装苑」や「Numero TOKYO」に掲載された他、日経ビジネスの2016年1月4日号の表紙を飾るなど、ファッション以外のメディアでも大きく取り上げられている。機械工学を学びながらファッションとして着用するロボットを制作している若干21歳の女性クリエイターに迫る。

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 1994年生まれのきゅんくんは都内の大学に通いながらロボットを制作しているクリエイターで、Google AndroidのTVCM「声で自由に」篇に出演するなど注目を集めている。失楽園の物語をテーマに蛇がリンゴを食べさせようとするロボット服「PARADISE LOST」やウェアラブルアームロボット「メカフ(METCALF)」などの作品を発表しており、TOKYO DESIGNERS WEEK 2014「スーパーロボット展」に加え、テキサスで行われた「SXSW2015」など海外でも作品を展示。no new folk studioが来春発売するユーザーの動きで光や音を制御するスマートシューズ「オルフェ(Orphe)」の開発にも携わるなど、様々な企業ともコラボレーションしている。

Orphe from no new folk studio on Vimeo.

 これまでに発表した作品の中でも、代表作となるのが「メカフ」だ。プログラミングで動く"機能のないファッション"としてのウェアラブルデバイスで、無骨な2本のアームロボットが人間の肩から生えているように見えるのが特徴。「モノはモノ、人は人」という考えのもと、身体拡張や身体の一部になるデバイスというスタンスで作っておらず、様々な服装にコーディネートすることを楽しむロボットとして制作したという。

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 2016年に向けてきゅんくんは「複数の人が着用しているという状況を作りたいと思っているので、量産化できるロボットを開発し販売したい」とこれまで作品として発表してきたロボットの商品化に着手する。具体的な商品例としてウェアラブルアームロボットを挙げており、「ウェアラブルデバイスはできるだけ小さくするようにデザインするのが主流ですが、搭載する電池など機能面で限界があります。だったら機能面を強く打ち出したデバイスではなく、大きくて便利ではないけれどカッコいいモノを作ることがウェアラブルデバイスにとって大事なのではないかと思っています」と語り、ファッションとして楽しむことができるデバイスを来年、受注形式で展開する。

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きゅんくん(Kyun_kun)

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ロボティクスファッションクリエイター / メカエンジニア
Robotics Fashion Creator / Mechanical Engineer

1994年東京都出身。機械工学を学びながらファッションとして着用するロボットを制作している。機械設計、金属加工、電子工作を自身で行う。

高校生の頃より「メカを着ること」を目標にロボティクスファッションの製作を続け、2014年よりウェアラブルロボットの開発を進めている。2014年TOKYO DESIGNERS WEEK 2014「スーパーロボット展」招待展示。2015年テキサス「SXSW2015」にてウェアラブルアームロボット「METCALF」発表。2015年 オーストリア「Ars Electronica Gala」招待出演。
スマートシューズOrphe開発メンバー、ISIDイノラボ ロボティニティテクノロジスト

着用アイテム:
トップス:「クロマ(chloma)
シューズ:「フェスーラ(FESSURA)」

オフィシャルサイト