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大手百貨店08年2月期決算

 大手百貨店の2008年2月期連結決算が出揃った。業界再編により売上高1兆円規模の4グループに集約されて初の本決算となる。
 営業増益のJ.フロントリテイリングと高島屋に対し、三越伊勢丹ホールディングスとミレニアムリテイリングは減益となった。各社とも消費低迷で主力の衣料や高額品で苦戦。統合によるシナジー効果の早期発揮と営業力の回復が今後の課題とされている。

 4月1日に発足した三越伊勢丹ホールディングスは、新宿本店の3月の売上高が前年割れに見舞われたものの全体では好調な伊勢丹に対し、三越の売上高が20年ぶりに8000億円を割り込んだ。 ファッションの伊勢丹の仕組みを生かし、三越の再生を図ることが急務とされる。

 J.フロントリテイリングは、最高益更新を続けてきた大丸が8年ぶりの営業減益。一方、改革を進めた松坂屋では6.7%の大幅な営業増益となった。今後は競合店の多い首都圏店舗の伸びが課題となる。

 4強のうち、唯一自主独立路線を貫く高島屋の売上高は、衣料品の不振などで減収。しかし、コスト削減やショッピングセンター開発の子会社の貢献などで営業増益の結果となった。09年2月期は新宿店の地下鉄副都心線開通による集客力アップで売上高、営業利益ともに過去最高を見込む。

 2003年に発足したミレニアムリテイリングは、改装を行った渋谷西武の売上高増と健闘したが、西武池袋本店が衣料品の不振などが影響し営業減益となった。 池袋本店は10年秋の完了を目指して大規模な改装を計画し、売上げ増に期待を寄せる。また、親会社のセブン&アイ・ホールディングスとの相乗効果による収益アップも課題としている。

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