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福島第一原発から23km しまむら原町店の営業を再開

 しまむらが、福島県南相馬市内にあるしまむら原町店の営業を再開した。南相馬市原町区に位置する店舗は福島第一原子力発電所から半径23km圏内だが、「十分な安全確認をとれたことや住人からの要望も多いことから営業再開に踏み切った(同社広報担当者)」という。営業を再開したのはしまむら原町店の他、同社が展開するアベイル原町店。6月11日には近隣のバースデイ原町店も再びオープンする予定だ。

 しまむらは店舗再開にあたり、外部の検査機関とともに原町区の放射線量などの検査を実施。安全確認がとれた段階で震災後に残った店舗内の商品についても放射線量を測定し、販売可能なものを18日〜20日に大幅な値引き価格でセールを行なった。セールの反響や住人からの声もあり、27日に新商品を入荷して通常営業を再開。「店舗では店舗がオープンしたことで同店がお友達やお知り合い同士の再開の場となっているようで、営業を再開してよかったと思う」としまむら広報担当者は語る。店舗には放射線検知器ガイガーカウンターを設置するなど、常に安全・安心を意識して営業を行なっている。

 現在、福島第一原子力発電所から20km圏内は警戒区域となっており立ち入りが困難な状況だが、20km圏外は「必ずしも原子力発電所からの距離が近いからといって危険であるというわけではない(福島市広報)」という。しまむらが営業を再開した原町店のある原町区は、「現段階では緊急避難準備区域となっており通常通りの生活を行なっている人も多数いる」が、何か起きた場合の「準備はしておくように」という地域とされているようだ。

 売上高国内第2位、世界第8位の衣料品チェーン(2010年9月時点)のしまむらは、東日本大震災によって全業態国内1,647店舗のうち365店舗と全体の25%の店舗を被災。大きな被害を受けた北関東地区、特に宮城県や福島県の沿岸部には「ファッションセンターしまむら」などの店舗を多数展開していた。震災後は、被災地の状況を考慮して店舗は早々に開店できるよう随時準備を進めていた。現段階で営業を停止している店舗は岩手3店舗、宮城1店舗、福島県2店舗。原町店は震災後営業を再開した店舗のなかで最も福島第一原子力発電所から近い店舗となる。

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