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現代美術作家 杉本博司の展覧会「ハダカから被服へ」開催

 「スタイアライズド スカルプチャー 003  [川久保玲 1995]」 2007 年 衣装所蔵:公益財団法人京都服飾文化研究財団 ゼラチンシルバープリント 149.2 x 119.4 cm  ©Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanag Image by 原美術館
「スタイアライズド スカルプチャー 003 [川久保玲 1995]」 2007 年 衣装所蔵:公益財団法人京都服飾文化研究財団 ゼラチンシルバープリント 149.2 x 119.4 cm ©Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanag
Image by: 原美術館

 原美術館が、3月31日から現代美術作家 杉本博司(すぎもとひろし)の個展「ハダカから被服へ」を開催する。会場は、Gabrielle Chanel(ガブリエル・シャネル)やYves Saint Laurent(イヴ・サンローラン) 、川久保玲など、20世紀を代表するデザイナーの手がけた衣服を撮影した写真作品シリーズ「Stylized Sculpture(スタイアライズド スカルプチャー)」を中心に構成。人間と衣服の関係にフォーカスした作品が集う。 会期は7月1日まで。

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 杉本博司は、ニューヨークを拠点に世界各国で活動している現代美術作家。1970年代後半から着手した「ジオラマ」と「劇場」、「海景」などの写真作品シリーズで国際的に高い評価を獲得。古美術商の経験から日本美術への造詣も深く、2000年代に入ってからは伝統芸能の企画演出や能舞台の設計など、活動の幅を広げている。

 個展「ハダカから被服へ」の核となる写真作品シリーズ「スタイアライズド スカルプチャー」は、"人体とそれを包む人工皮膚を近代彫刻として見る"という視点から制作されており、生身の身体を持ったモデルではなく、マネキンを使って撮影。人間にとっての衣服の意味や、人間と衣服の関係を掘り下げるシリーズとなっている。また、杉本の初期のシリーズ「ジオラマ」や、マダムタッソー蝋人形館の展示を撮影した「肖像写真」などを出展。写真作品に加えて、杉本博司自身が演出を手がけた文楽の人形、デザインを手がけた美術・能楽の装束などを織り交ぜ、人間の身体と「装う」ことの意味を、杉本博司ならではの視点で読み解く。

 なお、開催初日の3月31日から、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムでドキュメンタリー映画「はじまりの記憶 杉本博司」が公開される。同作は、2011年国際エミー賞アート番組部門のノミネート作品で、杉本博司に初めて長期密着取材して制作。渋谷慶一郎が音楽を手がけている他、建築家の安藤忠雄や狂言師の野村萬斎らが出演している。

■杉本博司 ハダカから被服へ  会期:2012年3月31日(土)〜7月1日(日)  会場:原美術館(〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-25)  電話番号:Tel 03-3445-0651(代表)  開館時間:11:00 am-5:00 pm(水曜は8:00 pmまで/入館は閉館時刻の30分前まで)  休館日:月曜日(祝日にあたる4月30日は開館)、5月1日  入館料:一般1,000円、大高生700円、小中生500円  ※原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料/20名以上の団体は1人100円引  交通案内 JR「品川駅」高輪口より徒歩 15 分/タクシー5 分/都営バス「反 96」系統「御殿山」停留所下車、徒歩 3分。  WEBサイト:http://www.haramuseum.or.jp  携帯サイト:http://mobile.haramuseum.or.jp  主催・会場 原美術館  特別協賛 Dom Pérignon  協力 公益財団法人京都服飾文化研究財団、公益財団法人小田原文化財団、ギャラリー小柳

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