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ファーストリテイリング、バングラデシュの労働環境改善に向けた協定に署名

 ファーストリテイリングが8月8日、「バングラデシュにおける火災予防および建設物の安全に関わる協定(Accord on Fire and Building Safety in Bangladesh)」に同日付けで署名したことを発表した。同協定は衣料品工場の倒壊や火事などから労働者を守ることを目的にしており、H&M(ヘネス・アンド・ マウリッツ)やインディテックス、アメリカンイーグル アウトフィッターズ社などが加盟している。ファーストリテイリングは、2013年4月に発生したダッカ近郊サバールの商業施設ラナ・プラザビルの崩壊事故後から、協定への署名について検討を重ねてきたという。

 「バングラデシュにおける火災予防および建設物の安全に関わる協定」は、スイスに本部を置く国際産業別労働組合IndustriALL Global UnionとUNI Global Unionが主導しており、約80社(現地時間7月7日時点)が加盟。参画企業の資金により今後2年以内に全工場の防火・安全検査を行い、その後必要な修繕活動等の実施を通じて労働環境を改善していくことなどが定められている。7月8日に協定の詳細内容が公開され、ファーストリテイリングでは、バングラデシュの衣料品工場で働く労働者の安全性を担保する有益な内容であると判断し、協定に署名することを決定した。

 独自の取り組みとしてファーストリテイリングは、現地パートナー工場の防火と建物の安全性に関する調査を5月27日から開始。現在、監査会社による防火関連のチェックはすでに完了し、今後は建物の安全性について日本の専門家による強度確認を進めて11月中には全パートナー工場の検査が完了する計画だ。同社は、2004年に「生産パートナー向けのコードオブコンダクト」を定め、外部の専門機関を通じてパートナー工場に対する労働環境のモニタリングを行っている。

  なおバングラデシュにおいてファーストリテイリングは、貧困や教育、衛生、ジェンダー、環境に関する社会的課題の解決を目指し、GRAMEEN Bank(グラミン銀行)グループと組んで2010年からソーシャルビジネスを開始。2013年7月には首都ダッカに現地法人GRAMEEN UNIQLO ltd.(グラミンユニクロ)の店舗を2ヶ所に連続出店しており、高品質かつ安価な商品の提供や現地での雇用の創出につなげる取り組みを行っている。

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