Art

温泉宿でアート祭り「道後オンセナート」開幕

本館を背景に一部公開されたプロジェクションマッピング
Image by: Fashionsnap.com
 日本最古の温泉として知られる松山市・道後を舞台にしたアートフェスティバル「道後オンセナート2014(DOGO ONSENART 2014)」が4月10日、グランドオープンを迎えた。メイン会場の本館では、ビームスがプロデュースして50年以上ぶりに新柄が追加された浴衣の貸出が開始され、夜にはアーティスト中谷芙二子の作品「霧の彫刻」やクリエイター集団ライゾマティクスのプロジェクションマッピングが公開される予定。昨年12月からプレオープンしていた泊まれるアート作品「HOTEL HORIZONTAL」に谷尻誠の「Sketch」やKIKIの「Dogo Kamelie Hütte/椿ヒュッテ」など4つの部屋が追加された。

 「道後オンセナート」は、重要文化財に指定されている本館が2014年に改築120年の大還暦を迎えるのを記念して開催。グランドオープン後は、本館のファザードの北面が「霧の彫刻」、南面とその周辺が"光のアート"で彩られる。ライゾマティクスによるプロジェクションマッピングは13日までの限定公開で、"顔をまとったお化け"が建物から出てくることをイメージした「ホーンテッド温泉」がテーマ。ライブやミュージック・ビデオの演出などを手がけるライゾマティクスだが今回は、「道後温泉を訪れる幅広い世代が、作品との関係性を分かりやすいもので感じてもらえるように」(真鍋大度氏)観客の顔を作品に取り込む参加型の企画にしたという。本館は館内にも複数のアート作品があり、ビームスの浴衣は3階の個室を利用した大人・子供を対象に貸出。表地を内側に裏地を外側にしたデザインで、企画に携わったビームスの土井地博氏は「洋服屋がやる浴衣として、インパクトある斬新な仕様を目指した」といい、手書き調のストライプ模様には道後温泉のトレードマーク「ゆだま」とビームスのロゴを配置。オレンジは松山の環境イメージやビームスのコーポレートカラーを表しており、動作の度に濃い色がちらりと覗くようにした。

 アートプロジェクト「HOTEL HORIZONTAL」は、草間彌生や「minä perhonen(ミナ ペルホネン)」の皆川明らが手がけた部屋がプレオープンしていたが、今日からはモデルで女優のKIKIやアーティストのジャン=リュック・ヴィルムート、建築家の谷尻誠、陶芸家の葉山有樹がデザインした部屋も見学・宿泊をスタート。谷尻誠のアート部屋は訪れた人自身も絵画の中に入ったような感覚になる作風が特徴で、葉山有樹の「藍」は昭和天皇も使った部屋の一室4面が拡大した陶版で囲まれているような空間に仕上がっている。各部屋ともに宿泊・見学が可能。


■草間彌生、荒木経惟、谷川俊太郎、皆川明が手がけた温泉宿を公開
 https://www.fashionsnap.com/the-posts/2014-01-12/dougo-installation/

■道後オンセナート2014
 会場:道後温泉およびその周辺エリア
 会期:グランドオープン 2014年4月10日(木)
    フィナーレ 2014年12月31日(水)
 主催:道後温泉本館改築120周年記念事業実行委員会
 http://www.dogoonsenart.com/

最新の関連記事

おすすめ記事

Realtime

現在の人気記事

    次の記事を探す

    Ranking Top 10

    アクセスランキング