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東京都庭園美術館がリニューアル 新館も開設

初公開された新館
初公開された新館
Image by: Fashionsnap.com

 東京都庭園美術館が11月22日、リニューアルオープンする。約3年間にわたる本館の改修工事と同時に新館を開設。オープン前日の21日に開かれた内覧会で初公開された。

 

 旧朝香宮邸を継ぎ1983年に開館した東京都庭園美術館は昨年30周年を迎え、老朽化に伴いリニューアルを実施。壁紙や白色のセーヴル製香水塔、空調設備、デザインの異なる40種類の照明設備などを復元した本館は、アンリ・ラパンや宮内省内匠寮が手掛けたアール・デコ様式を継承し、創建時に近い空間を実現した。外壁は、骨材の風合いを出し全面手作業で復刻された。

 アドバイザーに現代美術作家の杉本博司を迎えた新館には、2つのギャラリーを配置。約270平方メートルの面積を有するギャラリー1はホワイト・キューブをベースに現代美術や工芸にも合う展示空間に仕上げ、面積約130平方メートルを確保したギャラリー2ではトークや映像上映に対応し、コンサートやパフォーマンスなどを開催する。ホワイエは全面ガラス張りで庭園の景観を最大限に見せ、ミュージアムショップとカフェテリアを新たに併設。本館に調和したデザインで新たな創造空間を提供し、ジャンルや時代にとらわれない展覧会企画やサービスを展開していくという。

 内覧会の同日に記念式典が行われ、東京都知事の舛添要一や駐日フランス大使のティエリー・ダナらが出席。舛添要一は「東京を文化の面でも世界一の都市にしたい。これまで以上に惹きつける美術館になって欲しい」と話した。

 リニューアルオープン初日からは、東京都庭園美術館の建築を紹介する「アーキテクツ/1933/Shirokane アール・デコ建築をみる」展と「内藤礼 信の感情」展を開催。今後は年間4〜5本の展覧会を計画し、作家の個性を生かした展示を行っていくという。さらに、2020年の東京オリンピックに備え、ホームページの多言語対応や公式スマートフォンアプリを無料配信し海外向けにも発信していく。

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