Fumitoshi Goto

2015年日本でヒットするのはライスミルク?

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■日経トレンディの「2015年ヒット予想ランキング」で4位にランクインしていたのはライスミルクだ。ライスミルクとは「お米(玄米)」を主原料として作られ、牛乳のような見た目の飲み物。ライスミルクは豆乳やアーモンドミルクなどと同様に乳製品代替飲料(milk alternatives)となっている。アメリカではヘルス&ウエルスネスのトレンドで、この乳製品代替飲料が10年以上前から人気となっているのだ。農務省(USDA)によると、一人当たりの牛乳の消費量は1975年から2012年にかけて25%も下落した。一方、乳製品代替飲料は1999年から年平均10.9%の伸びを示しており(調査会社ユーロモニター)、乳製品代替飲料などのノン・デイリー(乳成分を含まない)市場は100億ドル以上になっている。調査会社ミンテル社が昨年発表したデータでも、21%のアメリカ人は乳製品代替飲料をより多く飲んでいるとし、逆に15%は牛乳をまったく飲まなくなったり量を減らしていると報告している。乳製品代替飲料の急成長は、ベジタリアンから牛乳アレルギーや乳糖不耐症の人だけでなく全体的にも牛乳のシェアを奪っているのだ。
すでにホールフーズやトレーダージョーズでは、多くの乳製品代替飲料のプライベートブランドを揃えている。日本の大手チェーンストアもこの市場に真剣に向き合わなければならなくなるだろう。

トップ画像:トレーダージョーズのPB、オーガニック・ライスミルクだ。同社のニュースレターのフェアレスフライヤーでも紹介されていた。トレーダージョーズでは4年~5年前からライスミルクを発売している。

2011年2月13日 - 【アーモンドミルク】、低カロリーに低脂肪、低糖分で人気爆発!ココナッツや麻の実も?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アメリカは日本の5年~10年先をいっています。アメリカで流行ったものは、日本でも流行る傾向にあります。「アメリカ(では)これが流行っているのだから、日本もそうすべきだ」という人を「ではの守(かみ)」と云って敬遠している人もいますが、企業経営者ならアメリカの事例は多いに参考にすべきことです。素直な心で、つまりオープンマインドで見ていくべきだと思います。一昔前のコンサルタントのように単なる「アメリカかぶれ」ではいけませんが。後藤は6年~7年前からスーパーマーケットなど食品関係のクライアントの研修で参加者にアーモンドミルクなどの乳製品代替飲料を飲んでもらっていました。ホールフーズを視察すると一目瞭然なのですが、当時からアーモンドミルクなど乳製品代替飲料のフェイスが拡大していたのですね。いずれ日本でも流行るということで飲んでもらっていました。ただ、反応は鈍かったですが(笑)。

⇒アーモンドミルクなど日本ではほとんど紹介されていなかったこともあり、馴染みがない事で、イマイチの感想となっていたのかもしれません。当時、ヘルス&ウェルネスの高まりでアーモンドミルクなどが人気となり、ホールフーズやトレーダージョーズでもプライベートブランド(PB)が並ぶようになりました。乳製品代替飲料のPBも豆乳をはじめ、アーモンドミルクやライスミルク、ヘンプミルク(麻の実)、ココナッツミルクと種類も豊富となってきています。店によってはPBでオートミルクやカシューナッツミルクもあるようです。大手チェーンストアでは、クローガーのPBのシンプルツルース(Simple Truth)でアーモンドミルクとココナッツミルク、ウォルマートでも同社PBのグレートバリューでアーモンドミルクを出していますね。日本でライスミルクが注目されているというのは、お米のほうがアーモンドやココナッツより一般的に受けやすいのかもしれません。
個人的にはライスミルクよりもココナッツミルクがすきですが...

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