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「一冊の本を売る書店」が銀座に 森岡書店の新店舗にスマイルズ遠山社長が参画

森岡書店銀座店 店主の森岡督行
Image by: Fashionsnap.com

 東京・銀座に「一冊の本を売る書店」が誕生した。茅場町にある森岡書店の店主、森岡督行による新店舗「森岡書店銀座店」。運営する新会社には、スマイルズの遠山正道代表取締役社長が参画している。

 森岡書店は、茅場町に店舗を構えて今年で10年目。書店兼ギャラリーとして本の出版記念展などを行う中で森岡店主は、「筆者と読者のあいだに幸福な会話が生まれる現場」に立ち会ってきたという。同様のイベントを継続的に行うため、新たに一冊の本から派生する展覧会を行う書店を計画。実現に向けて、スマイルズの遠山正道代表取締役社長と共に、1月15日に株式会社森岡書店を立ち上げた。スマイルズが出資し、代表取締役は森岡督行、取締役は遠山正道が務める。なお、茅場町の店舗は「森岡書店茅場町店」として運営を継続する。

 「一冊の本を売る書店」として5月5日にオープンした「森岡書店銀座店」は、銀座一丁目に建つ昭和4年竣工の近代建築で東京都歴史的建造物に指定されている鈴木ビルの1階に位置している。鈴木ビルは、戦中期に名取洋之助が主催する「日本工房」が入居していたことで知られ、日本の文化や近代化を海外に伝える「NIPPON」などの雑誌を制作していた。写真家では土門拳や藤本四八、デザイナーでは山名文夫、河野鷹思、亀倉雄策、熊田五郎(後の熊田千佳慕)らが参加していたことから、森岡店主は「この場所で出版記念展を行うことは、写真史の面からもデザイン史の面からも、意義があるのではないか」という考えから出店を決めたという。

 ロゴデザインはtakram design engineeringの渡邉康太郎と山口幸太郎が手がけ、フルサポートとしてビー・エヌ・エヌ新社の吉田知哉が参加。第一弾として、刺繍アーティスト沖潤子による初の作品集「PUNK」にフォーカスし、5月18日まで刺繍作品の展示と書籍の販売を行っている。第二弾は、5月19日から31日まで湯沢薫による初の写真集「幻夢 Day Dream」を取り上げる予定。今後、作者や編集者などを招いてトークイベントなどの開催も予定されており、森岡店主は新たなスタートに「ワクワクしています」と話している。

■森岡書店銀座店
 住所:東京都中央区銀座1−28−15 鈴木ビル1階
 営業時間:13:00〜20:00 月曜休
 電話:03-3535-5020

<沖潤子「PUNK」at 森岡書店銀座店>
 会期:2015年5月5日(火)〜5月18日(日)

<湯沢薫「幻夢 Day Dream」展>
 会期:2015年5月19日(火)〜5月31日(日)
 ※休業 5月25日(月)

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