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ファーストリテイリング「新しいIT産業」構築へアクセンチュアと協業

Update:

 新会社となる株式会社ウェアレクスを9月1日付で設立し、約50名体制で事業を開始。今後はアクセンチュアとの合弁会社になる予定で、将来的にはグローバル規模でのビジネス拡大を目指すという。代表取締役社長はファーストリテイリンググループ執行役員の玉置肇氏。(9月1日 Update)

(左から)ファーストリテイリング会長兼社長 柳井正氏、アクセンチュア成長市場担当グループ・チーフ・エグゼクティブ ジャンフランコ・カサーティ氏
(左から)ファーストリテイリング会長兼社長 柳井正氏、アクセンチュア成長市場担当グループ・チーフ・エグゼクティブ ジャンフランコ・カサーティ氏
Image by: Fashionsnap.com

 ファーストリテイリングが6月15日、総合コンサルティングを手がけるアクセンチュアと共同事業を展開することを発表した。消費者向けサービスにおけるデジタルイノベーションの実現を目指したIT人材の育成と、実店舗とデジタル店舗をシームレスにつなぐショッピング体験の提供が目的。将来的には合弁会社の設立を予定している。

 

 同日行われた会見でファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は「(ITを活用し)世界中の顧客やサプライヤーと双方向にコミュニケーションをとれるようにする。服を買うという体験自体を変えていく」とコメントし、約15年にわたって同ブループの情報システムに携わるアクセンチュアから、基盤構築の技術支援やテクノロジーに関する専門家の採用・育成の協力を受けることを発表。グループ執行役員CIOの玉置肇氏は「顧客を中心に据えた商売の在り方に大転換すると共に、社内の働き方を変える」と話し、デジタル店舗以外にもリアル店舗を利用した顧客の情報もベータベース化することで個人の趣向に合った商品やニュースを届けることを目的にした全顧客会員化のほか、商品開発からリサイクルまでの社内全プロセスを世界で同時に把握できるシステム構築などを実現させていくという。具体的には秋冬シーズン以降、顧客情報のデータベース化や買い回りの利便性を向上させる施策を複数実施していく計画だ。

 「これまでと全く異なる取り組みになるため、必要とする人材も異なる。情報システムの子会社をつくるのではなく、新しい産業にしていく」ことを理由に、ファーストリテイリングに対してテクノロジーソリューションを提供する合弁会社の設立を近い将来に予定。「スタートアップ企業の技術をアプリなどに活用していくような他企業との連携も可能性としては有り得る」と玉置CIOは話している。

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