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ホテルオークラ東京新本館ロビーは旧本館のデザインを継承「さらに良くなる」と期待の声も

イメージパース
Image by: オークラ ホテルズ & リゾーツ

 ホテルオークラ東京新本館ロビーの設計・デザインが公開された。設計チームに旧本館の設計を手掛けた谷口吉郎氏の息子谷口吉生氏を起用し、世界時計をはじめランターンやテーブル、椅子、壁画などを再利用・再製作することで「日本の伝統美」を持つ旧本館のデザインを継承する。

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 再利用される主な装飾は、ホテルオークラ東京の象徴とも称される切子玉型にデザインされた照明具「オークラ・ランターン」をはじめ、満開の花のように見立てた「梅の花のテーブルと椅子」、谷口吉郎氏が晩年に製作した「世界時計」、「行燈」など。色絵磁器の人間国宝 富本憲吉氏がデザインし、西陣の純絹のつづら錦に仕上げた「四弁花紋様の装飾」や「麻の葉紋の木組み格子」などは再製作される。夢の架け橋というコンセプトで設計された中二階の「メザニン」や天井のデザインも再現される計画だ。新本館のロビーの面積は旧本館ロビーよりも二割ほど大きくなる予定で、ロビーの前にはホテル2棟とランドマークとなる大倉集古館で構成される新しい広場を設けるという。設計チームのメンバー谷口吉生氏は「ホテルオークラ50年の歴史を継承すると同時に、次の50年、100年も生き続けることができるデザインを目指します」とコメントしている。

 ホテルオークラ東京は今年8月に本館を閉館し、解体工事に着手。谷口吉郎氏が手掛けた設計は「日本モダニズムの傑作」と呼ばれ、建築からファッション界まで国内外で幅広い支持を集め、閉館と解体を悲しむ声が相次いでいた。今回公開された新本館ロビーのイメージパースについて、SNSでは「旧本館に近い」「さらに良くなる予感」などの声が挙がっており、谷口吉生氏はこれまで東京国立博物館の法隆寺宝物館やアメリカのニューヨーク近代美術館(MoMA)新館を手掛けた実績を残していることから、新本館への期待が高まっているようだ。新本館の開業は2019年を予定。

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