Fumitoshi Goto

ペット同伴で買い物が当たり前の時代になる?

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■ペットスマートに行くと、必ずといっていいほどペット同伴で来店するお客を目にする。国内に1,300店近くを展開するペトコもペット同伴可となっており、愛犬を連れたお客を見かける。ホームセンターのホームデポやロウズ、トラクターサプライでもペット同伴客は珍しくない。ペットストアやホームセンターに限らず、アメリカにはペットフレンドリーなチェーンストアはかなりある。ベッドバス&ビヨンド、ウィリアムズ・ソノマ、メイシーズやブルーミングデールズ、ノードストローム、GAP、バナナリパブリック、オールドネイビー、バスプロショップ、バーンズ&ノーブル、サックスフィフス・アベニューもペット同伴はOKだ。ペットフレンドリーなショッピングセンターも少しづつだが増えている。ペットを飼う人が多いサンタモニカではサード・ストリート・プロムナードやウエストフィールド・センチュリーシティ、ライフスタイルセンターのザ・グローブもペット同伴OKとなる。ライフスタイルセンターではビクトリア・ガーデンもペットOKだ。ニューポート・ビーチのファッションアイランドなど、富裕層が多く住む地域の広域型ショッピングセンターもペットフレンドリーだ。カモリロやカバゾンなどのプレミアム・アウトレットもペットと一緒に買物ができる。ペット同伴NGなショッピングセンターもある。例えばサウスコーストプラザやデルアモ・ファッションセンター、オンタリオミルズなどエンクローズ型のモールではまだペット同伴はNGとなっている。
しかし、最近の傾向として、ペットNGのモールでも、粗相などの問題を起こさなければ大目に見ているところも少なくないようだ。

トップ画像:飲食店が多いザ・ポイントSCで犬を連れて歩く買い物客。最近はドッグフレンドリーでもないショッピングセンターでもペット同伴でくるお客は少なくない。下の画像にあるようにペットをスーパーに連れてくるお客もいる。店やSCもむやみに注意するわけにもいかないようだ。

15年9月13日 - 【ザ・ポイント】、食とイベントにこだわるSC!ロサンゼルス旅行ガイドブックに載る?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。最近、犬などペット同伴で店に来るお客をよく見かけるようになりました。ペット用品チェーンのペットスマートとかホームセンターのホームデポはペットOKですから以前からよく見かけていました。食品を扱うスーパーや飲食店のあるモールでもペット同伴客を見かけるのです。でも、そういった店やモールではペットは基本、NGです。ペット同伴客については、見てみないふりをしているようなのです。なぜならばペットを家族以上に思っている人が増えているからです。特に若い層はその傾向が強いようです。調査会社GfKによると、ペットを飼うミレニアム層(GfKによると18歳~34歳)は35.2%に達しているのです。ベビーブーマー世代の32.8%よりも多いのですね。ミレニアム世代は2020年までに労働人口の半数を占めるようになります。優秀な若いスタッフを得るために、企業もペット同伴OKの職場にアップデートしているのです。

⇒人材マネジメント協会(Society for Human Resource Management)の最近の調査ではペットフレンドリーな職場は全体の8%としています。2013年の5%から伸びているのです。グーグルのように従業員にペット用健康保険を提供している企業も増えているそうです。雇用主もペット同伴にしている方が従業員の生産性が上昇することに気づき始めているのです。ペットと一緒に出勤していれば、ペットの世話をするために早く帰宅する必要がなくなりますから。ペットと一緒なら残業も苦ではなくなります。で、ペットフレンドリーな職場がマジョリティになってくれば、ペットと一緒に買物もしたくなるものです。職場から帰るとき、ペットと一緒にスーパーマーケットに寄るお客も増えることになります。ヘタに注意すれば、逆切れされるかもしれません。ネットで炎上し不買運動なんてことにも発展しかねません。「ウチは生鮮品を扱うから」「飲食店だから」ということでのペットNGが通用しなくなるかもしれないのです。
ところで州によっては公衆衛生局基準でペット同伴に対して厳しいところもあるようですが、これも有権者の意識が変わってくれば改正されるでしょう。

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UCLA近くのトレーダージョーズではペット同伴で買物をしているお客(学生?)もいる。ミレニアム層にとってペットは家族以上なのだ。「ウチは生鮮品を扱うから」「飲食店だから」という理由でペット同伴を注意できなくなってきている。

留守番中のペットをチェックできる「ペットボット(PetBot)」。遠隔操作でライブ映像を確認できたり、食事を与えたり、セルフィー撮影もしたりとペット用のIoT製品だ。それにしてもコーギーのお尻は萌えますね♪

後藤文俊

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