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キングコング西野が「町づくり」を宣言、その理由は

台北でアートフェアに初出展した西野亮廣
Image by: Fashionsnap.com

 吉本興業に所属するキングコングの西野亮廣が、芸人としての活動の幅を広げている。"嫌われ芸人"や"炎上芸人"などと呼ばれ世間を騒がせてきた一方で、絵本の制作と販売をはじめ、大人のための学校や渋谷区のゴミ拾いなど、今年は様々な新プロジェクトを進行。一見バラバラな活動だが、これら全てがつながっていくと考える「町づくり」の実現を宣言している。

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 物語を作るのが好きだったことから「タモさんに言われて絵を描き始めた」という西野だが、ただ絵を描くのではなく「人がお金を使うのは必需品とおみやげ。体験したことを形にして持って帰るために、絵本をおみやげとして売ることにした」という。0.03ミリのペンで1枚につき2ヶ月弱をかけて描いた数々の原画を、全て無料で貸し出して誰でも展覧会を開ける体制にし、全国各地の個展で絵本を販売。2013年にはニューヨーク、そして今年11月には台北でアートフェアに参加して、持ち込んだ絵本を全て売り切った。

 決まり切ったビジネスではなく、コミュニケーションから生まれるアイデアを形にしてきた西野は、勉強の面白さに気付けなかった大人に向けて面白い先生が授業を展開する学校を構想し、イベント「サーカス」を今年9月に開催。自ら校長として授業を行い好評を得た。ハロウィン翌日の11月1日にボランティアスタッフを集めて渋谷でゴミを拾いトラッシュアートを制作した「SHIBUYA Halloween ゴーストバスターズ」の活動については、「ゴミ拾いをエンターテインメントにすれば、地域が活性化して地方再生にもなる。渋谷以外でもやっていきたい」と話している。

 これら全ての活動がつながっていくという「町づくり」の構想のきっかけは、「お笑いライブを見に行ったお客さん達が、その後によく居酒屋に行っていて、せっかく芸人が集めたエネルギーが居酒屋に流れてしまっている」と気付いたからだという。「お笑いも学校もゴミのアートも居酒屋も、体験をつなげてエネルギーをシェアする一つの町になれば」という考えから「おとぎ町」のプロジェクトが始動。今年8月には第一弾としてタグボートと共にイベントを開催し、またオンラインサロン「秘密結社 おとぎ町商工会」を立ち上げてFacebook等で募った会員と議論を交わしている。土地の下見なども行っていて、地域やクリエイターらを巻き込みながら「数年後には実現したい」という計画で、本物の町づくりが具体的に進んでいるという。

■西野亮廣の工房直営店:「大魔法コンニチワ」サイト

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