Fumitoshi Goto

【動画】「商品検索はアマゾンから」を阻止するブラウザ拡張機能「プライスローカル」登場

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■調査会社ブルームリーチ(Bloomreach)が2,000人を対象に行った調査では、実に44%の人がアマゾンで商品検索を始めると答えた。グーグルやヤフーなどの検索サイトから商品検索を行うとした34%を大きく上回る結果となったのだ。「買い物検索はアマゾンから」と習慣づけられると地方の商業が栄えなくなる。消費者の近所で販売されていても、わざわざアマゾンで購入してしまうのだ。それに待ったをかけるブラウザ拡張機能「プライスローカル(PriceLocal)」が登場した。クロームやファイアーフォックス、サファリのブラウザで利用できるプライスローカルを開発したのは、アマゾンとの戦いで企業清算となった書籍チェーン大手ボーダーズの元役員だ。プライスローカルは利用者がアマゾンで商品を検索した時、同じ商品が利用者の近所のお店にあれば、その店に価格マッチのリクエストを送ってくれる。価格マッチの承認が受けられれば、お店からクーポンが送付され、その店で使うことが可能となる。これでアマゾンの商品価格と同じ価格で購入できるというわけだ。使い方はプライスローカル拡張機能をダウンロードするだけで、後はアマゾンで商品検索をするだけで自動的に検索した商品が近所のお店にあるかどうかを自動で検索してくれるのだ。対象となる商品はアマゾン・プライム商品となる。
アメリカンエキスプレス社は2010年から、ブラックフライデーとサイバーマンデーに挟まれた土曜日を「中小企業のビジネス活性化に貢献する日にしよう」と呼びかけているのが「スモール・ビジネス・サタデー(Small Business Saturday)」だ。キャッシュバックの提供があったり、オバマ大統領がハッシュタグ(#SmallBusinessSaturday)をつけてツイートしたりとサポートは受けているが、もう一つ盛り上がりに欠けているところだ。プライスローカルのように地方のお店が少しでも活性化するようなテクノロジーを広く普及させないことには、中小店がますますアマゾンに食われてしまうことになるだろう。

トップ動画:ブラウザ拡張機能「プライスローカル(PriceLocal)」の紹介動画。プライスローカルは利用者がアマゾンで商品を検索した時、同じ商品が利用者の近所のお店にあれば、その店に価格マッチのリクエストを送ってくれる機能だ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。Yahoo!JAPANのトップページを見ていたら右上の広告枠に、女優の石原さとみさんが「ねぇ」「ねぇってば」の吹き出しに猫のように両手で手招きしている動画がありました。「ねぇねぇ」「ほらほら」の吹き出しに、石原さとみさんの表情と動きがとっても可愛いいのです。「クリックして!」「イイこと教えてあげる!」に、ネットの広告枠を一度も積極的にクリックしたことがない後藤も(鼻の下を伸ばしながら)思わずクリックしてしまいました。表情の可愛さに逆らえず罠と分かっていても引っかかってしまいます。クリックしたら「いま、そっちに行くね!」で画面が切り替わり大画面になり「ねぇ、もう年賀状の準備した?」に「まだしてないんでしょ?」の吹き出しにキャノンの「PIXUS」の広告になるのです。このマーケティングを制作したチームに座布団2枚!石原さとみさんの表情もいいですが、音声を使わず吹き出しをあえて使っているところなど、本当によくできています。

⇒キャッシュバックがあっても、これでキャノンのプリンタを買う人がいるとは思いません。が、少なくとも多くの人の脳裏に「石原さとみ」「年賀状」「プリンタ」「キャノン」のイメージは焼き付いたのではないでしょうか。年賀状といえば「石原さとみが宣伝していたキャノンのプリンタ」のように心の中に占めるマインドシェアを少しでもあげればしめたものです。マインドシェアとは何かを見たとき・考えたときに、一番最初に人が想起・連想するアイディアやイメージの割合です。もっといえば頭に浮かばなくても無意識に身体が動いてしまうこともマインドシェアが高くなっていることです。商品検索は、アマゾンがマインドシェアを占めています。特定の商品を調べたい場合、アマゾンのサイトで商品検索をしてカスタマーレビューをみる人は少なくないでしょう。こうなってしまえば自宅の近所でも買える商品があってもアマゾンで購入することになります。マインドシェアが圧倒的なために、まさにゾンビ化させられたようになるのです。

15年10月16日 - 【アマゾン】、商品検索でダントツ!蟻の脳に寄生しゾンビ化させられたような芸能人は?

⇒「プライスローカル(PriceLocal)」はそれを阻止するためのブラウザ拡張機能です。ブラウザ拡張機能(「エクステンション」や「アドオン」とも呼ばれている)は、インターネット・エクスプローラーやクロム、サファリなどのWebブラウザに特定の機能を追加するための無料プログラムです。プライスローカルはグーグルのクロームやファイアーフォックス、サファリのブラウザで利用できます。利用は簡単でダウンロードしてブラウザを使っていると、アマゾンのページを見ていると赤色の帯でプライスローカルで利用可能かどうかを知らせてくれるのです。ただ、アマゾン・プライムの商品と価格を合わせてくれるだけでは不十分だと思います。それならばアマゾンで購入するでしょう。なぜならアマゾンなら自宅まで届けてくれる上にこれまで購入してきた履歴による信頼性があるからです。価格をマッチするだけではなくさらに値引きをするような大きな誘因がないと意味がありません。また価格以外でお店に強さがなければ二度と買わないでしょう。
石原さとみさんみたいな店員さんがいれば、アマゾンに圧勝できるでしょうけどねぇ...(笑)

後藤文俊

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