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"生ける骸骨"や"かんざし彫刻"など アーティスト舘鼻則孝の1日限定展覧会が和敬塾本館で開催

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舘鼻則孝
Image by: Fashionsnap.com

 アーティスト舘鼻則孝が、一日限定の展覧会「舘鼻則孝:面目と続行(たてはなのりたか:めんぼくとぞっこう)」展を12月9日に開催する。会場は東京都指定有形文化財に指定されている旧細川侯爵邸 和敬塾本館。完全予約制で開催される同展の開催に先駆けて、創業98周年の富山県高岡市の鋳物メーカー能作と協業した"生ける骸骨"「TRACES OF A CONTINUING HISTORY」をはじめとした新作・未発表作品を含む約34点が公開された。

 「舘鼻則孝:面目と続行」のタイトルは、編集工芸研究所所長 松岡正剛を尋ねて共同制作したもの。同展は、下駄に着想を得た舘鼻則孝の代表作「ヒールレスシューズ」や「フローティングワールド」、北陸の工芸師との共作「スカルプチャー」、JTの「RETHINKプロジェクト」として制作された「セオリーオブエレメンツ」の3つのシリーズで構成される。全て2010年から2015年までに制作された代表作で、なかでも舘鼻の身体を自身でCTスキャンに撮り、骨のデータだけを取り出して実寸で創り上げたという「TRACES OF A CONTINUING HISTORY」は構想から完成まで4年の年月をかけたという大作。また同様に富山県高岡市に構える武蔵川工房と創られた"かんざしの彫刻"「THE LANGUAGE OF ART」は、ダフネ・ギネスが舘鼻に宛てた手紙の内容をもとに作られたアワビ貝の螺鈿細工と漆によるモニュメントで、高さ130センチという作品も公開されている。

 1日限りの展示は会場の都合によるものだと言うが、それでも和敬塾本館での開催を決断した理由を舘鼻は「歴史の厚みのある空間の中で、今を生きる僕達の作品を発表することに意義がある」と語る。「ファッションからスタートした自分の仕事は、今や工芸的であり、美術的なものに進化している。発信の方法は決まっていないし、ファッションデザイナーかアーティストかは問題ではなく、自分が伝えたいことを形に出来ることが重要だ」と自身の考えを明かし、「(展覧会開催で)やっとスタート地点に立てた。自分の広い活動を理解してもらうきっかけになる。5年間に象ってきたことを断片的なものではなく、ひとつのストーリーとして見ていただける機会を嬉しく思う」と話した。

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