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東日本大震災から5年 六本木のパブリックアートが3日間限定で点灯へ

(左から)「カウンター・ヴォイド(Counter Void)」の作者 宮島達男、Relight Project事務局長 林曉甫
(左から)「カウンター・ヴォイド(Counter Void)」の作者 宮島達男、Relight Project事務局長 林曉甫
Image by: FASHIONSNAP

 六本木ヒルズにある宮島達男が手がけたパブリックアート「カウンター・ヴォイド(Counter Void)」が、東日本大震災以来5年ぶりに点灯する。点灯期間は、3月11日から13日までの3日間。

 2003年に誕生した「カウンター・ヴォイド」は、人間の「生と死」をテーマに制作。高さ5メートル、全長50メートルに及ぶガラススクリーンに浮かび上がる6つのデジタル数字が特徴で、六本木を代表するパブリックアートとして知られてきたが、東日本大震災の犠牲者への鎮魂の意を込めて震災発生2日後の2011年3月13日に消灯された。

 消灯から5年が経過した今、震災の記憶の風化を防ぐとともに作品の存在自体を知らない若い世代に知ってもらう機会として、カウンター・ヴォイドの再点灯を目的にしたプロジェクト「Relight Project」が2015年4月に発足。様々なバックグラウンドを持つメンバーが集い定期的にワークショップを開催しているほか、「六本木アートナイト2015」ではカウンター・ヴォイドに「3.11が■ている」というメッセージを掲示するなど、再点灯に向けて準備を重ねてきた。宮島達男は「消灯することが意味性を持っていたのに、我々の震災の記憶が薄れていったことで、カウンター・ヴォイドが作品として成立しなくなってきた。逆に点灯することによってメッセージ性が浮き上がってくるのでは」とプロジェクトメンバーと話し合いを重ねながら、再点灯を決めたという。自身はプロジェクトメンバーではなく、あくまで作品提供者という位置付けだといい、主催者のRelight Project事務局長 林曉甫は「今までと違ったひとつのシンボルにしたい」とコメントしている。

 3月11日から3日間限定で行われるイベント「Relight Days」では、再点灯に加えて複数の参加型プログラムの開催を予定。未来の生き方や人間のあり方を考えるプラットフォームとなることを目指す。

■Relight Days
会期:2016年3月11日(金)〜13日(日)
時間:10:00〜24:00(3月11日のみ17:50開始)
会場:六本木ヒルズけやき坂「Counter Void」前(※トークセッションは別会場)
   東京都六本木6-9
入場料:無料

「Counter Void」点灯式
日時:2016年3月11日(金)17:50〜18:00
事前予約:不要

公式サイト

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